またまた頭の痛い話をします。
不動産の評価という面の話になりますが、土地自体には全国それぞれの地域で評価額が決まっています。日本という限られた国土の中で土地は有益なものであり、消費という概念はありません。(不動産取引においても消費税は掛かりませんよね)
さて、建物ですが、こちらは一転してどんなにデザイン性、機能性のある建物であっても時間と共に消費される(原価償却)されるという概念があります。例えは大変古い建物なんだけども、メンテナンスもしっかりとしており、新築に劣らない外観であったとしても固定資産上の評価額は一定期間後は0円となってしまいます。極端な話、土地しか資産価値が残らないという事です。
マンションの場合はどうでしょう。建物は構造にもよりますが非常に立派で確固としたものですが、固定資産評価額は限られてしまいます。マンション(区分所有物件)には敷地は付随しますが、購入者(区分所有者)は敷地利用権、地上権という形で区分所有割合に応じて取得します。
実際、所有できる敷地権限もごく僅かでこれが、実際の不動産評価額の前提となってきます。
実際よくある話が、住み替えをしようとして銀行ローンを新たに組もうとしても、販売予定金額の30-40%程度しか融資してもらえないというのが現実な話です。(銀行の判断基準は固定資産評価額=融資可能限度となります。)
何かの時に備え、自己保有物件の固定資産評価額を確認されておく事をお勧めします。
0 件のコメント:
コメントを投稿