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2013年10月27日日曜日

無いなら作る!

サイン、ポスター関連の仕事をしていますと、貼る場所の制限があります。
どこでも貼っていいというものではないし、TPOというものがあります。

私はプリンタメーカの営業なので、プリントボリューム(以下PV)が下がる事が一番の困り事となります。でも、市場の需要が下がってきている時期は手が出ません。需要が無いので。
これは広告代理店の営業の方、出力業者の方も同じだと思います。

でも、世の中、上には上の方がおります。
DECAUXという企業をご存知でしょうか。本社はフランスの企業なので知っている方は少ないと思います。日本では三菱商事が資本提携してMCDECAUXという企業で運営されています。

何をしているかと言いますと、都心、横浜であれば、利用されている方も多いと思いますが、
屋根がある写真のようなバス停を見た事ありませんか?













実はこれ、役所が作ったものでも、バス会社が作ったものでも無いのです。
MCDECAUXが市、区に提案を持ちかけ、MCDECAUXが設置、運用するビジネスモデルです。
では何が収益元かと言うと、
・保守管理費用。(バス会社、市、区からの委託管理費
・写真で判る通り広告媒体収益。
 公共性が高いので一流の媒体しか広告対象にしていません。
 実際には出力加工まで受託し、印字品質から、デザイン性までチャックしていますので当然一流企業のものばかり・・・相当な広告料でしょう。

では初期投資費用は?
・地代 基本的には市から無償提供。あっても、僅か数平米の地代。それも一等地で。
 役所側も元々バス停があった所の改修工事ですし、公共メリットが高いので収益を前提にしていません。
・設備費 公共性を重視し、ONEデザイン化した自社独自のユニット製品を型材メーカーが開発。全国展開している為、原価は本当に安くできるそうです。

さすが、商社の考える事はすごいですね。
「ビジネスをする場所が無ければ作る。」憧れます。

さて、資本、コネクションが無い人はどうして行けばいいでしょうか。
実は私はこの事をきっかけに、不動産に興味を持ち宅建主任者への勉強が始まりました。
ITプリンタ屋が、不動産業に向けてチャレンジを開始した由縁です。

長文になってしまったので別のページで改めて書きますが、ビジネスの場は幾らでもある事に気がつきました。
私達の周りに幾らでもある事を。

何をするかよりどうやるかという事です。
同じ志をお持ちの方、是非ともコメントください。

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