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2013年10月29日火曜日

マズローって知ってますか?

マズローって知ってますか?

人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていて、低階層の欲求が充たされると、より高次の階層の欲求を欲するというものです。
 
 
第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)で、この欲求を充たせれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
第二段階の「安全欲求」には、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
「安全欲求」を充たすと第3段階は「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。
そして第4段階に「尊厳欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
そして、最後に「自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。

これは、管理職研修などでは決まって出てくる内容なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

さて、本題はこれからです。今まではこの5段階のピラミッドだけでしたが。新たに第6の欲求と言うものが言われるようになりました。

それは「他者への貢献」(他者の幸せを願う気持ち)です。

お気付きかと思いますが、第5段階までのマズローの要求は全て主語は「自分」です。第6の要求は唯一「他の人へ」となります。
この言葉は単に学術だけの話ではありません。実際、日本でも東北大震災などで多くの不幸がありましたが、他人を助ける事に人生を掛けた人。ボランテイアに自ら参加された方。多くの他人の幸せを願い行動できる方々がいらっしゃたかと思います。目の前の生活に縛られ、行動できなかった方もいらっしゃったかもしれません。でも、皆さん、心のどこかで何か手助けをしなくてはと思いませんでしたか。
私自身、できた事は募金程度の僅かな事しかありませんでした。実際に現地に向かわれ行動された人には及びもしません。でも、あの時、皆さんが苦労をされている人を助けなくてはと思った事と思います。

地震、温暖化等の自然の不安定さ、金融情勢や労働条件など人間が関与する問題などで益々、生活はしにくくなってますが、人間の「助け合い」の気持ちが取り戻されつつある事には嬉しい気持ちになります。日本人は世界の中でも有事の際の「冷静沈着」、「助け合い」、「思いやり」で評価されている事を誇りに思います。


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