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2013年10月10日木曜日

建築士と建築家

これから家(一軒屋)を建てようとされている方はいますか。
今、よく聞く言葉がデザイナー物件。デザイナーとは当然建築士だとは思うのですが実際はどうなんでしょう。

私は16年前に家を建てました。
設計は従兄弟の一級建築士。
私も昔から仲良くしてもらっているので、何も考えずお願いしてしまったのですが、
よく聞けば建築設計業界でも有名な建築家です。
人間、何でもそうですが、自分の思いを達成するまでの妄想をしている時間が一番楽しく、(車の購入もそうですよね。)ああだ、こうだと数ヶ月図面の修正をして竣工となった次第です。

家を建てている段階で判ってきた事ですが、
建築家と建築士の仕事は違うという事になんとなく気が付きだします。
何がいいたいかと言うと建築家にとって家は作品のようです。建築士は現実的な「住まい」の設計者だという事。極端な言い方をすれば、住まいが住みやすいか、デザイン優先かという事かも知れません。デザイナー物件は住んだ事がないので判りませんが、住まれた方、如何でしょうか?

住まいは年と共に趣が変わる物と思ってます。若い頃はソリッドなコンクリート打ちっぱなしの外観が好きでしたが、50を過ぎると落ち着きのある平屋の大屋根の家が憧れに変わってきました。贅沢な事かもしれませんが、生活スタイルに応じて選べる家があればと思います。

ちなみに、私の場合、新築引越し後、1年目で転勤命令。その後、5年間空家でした。
一般に家を建てると転勤が来るというのが実現になってしまいました。
何かの会合で役員専務に半分冗談で家を建てると転勤させる社内ルーチンになっているのですか?と聞いた事があります。その方が言うには「家を建てたという人間は仕事でも自信を放って見えるもの。家を建てるのと関係なく、人間の魅力の可能性を感じるから結果転勤なんて事にもなるんでないか。」と聞き変に納得してしまいました。皆さん、油が乗っている頃なんでしょうね。

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