色使いがとても良い感じです。
ちょっと気になります。色やサイン、マーキングの関係の仕事をしているとこの色使いは何か普通ではない匂いを感じます。
店舗名は「PROIE」。
近寄って店舗の中を見ると何やら工務店らしい。
それとパナソニックの文字 が・・・・。
ふっと思い出した記憶。Panasonicの特約電気店って昔は一杯ありました。
お世話になった町の電気屋さんです。そして東芝、SONYの店舗も一杯ありました。
何かあれば、相談しに行ってとても身近な存在でした。
でも、大型量販店が拡大していくにつれ、各メーカーも方向転換しなくてはならなくなった時期がありました。確か、2000年前後で各社からのステークホルダー向けに施策転換へのIR説明が盛り込まれていた記憶があります。
結果どうなったかというと、大型店で値段は安く買えるようになったけど、機器も設定が複雑になっている為、使いこなせない人が増えたかと思います。特にお年寄りの方にはデジタル化の波は厳しいのではないでしょうか。
話がそれてしまいました。
入り口に2冊のしっかりした活用事例集とカタログがありました。
ご自由にお持ちくださいとの事だったので頂き、 案内を見て分かった事ですが、荻窪と玉川学園にしか無いパナソニックのホームメンテナンス店舗。
すごく不思議な感じです。とても不思議です。
まず、パナソニッククラスの企業が2店舗しか展開してないショップを保有している事。それも、目立たないように小型な事務所型店舗で。
目立たないので気が付かない人も多いのではないでしょうか。
そしてカタログ自体がこの2店舗専用である事。私もメーカーの人間なので、カタログを作る大変さ、費用の高さを知っています。事例案内は30ページ近くもあります。
とても普通の工務店で出来る品物ではありません。
この会社、更に不思議なのはHPを調べるとトップページでパスワードを要求される事。
何の為にOPENなWEBであえてCloseした世界を作ろうとしているのか全く解りません。
テスト段階なのでしょうか?
PASSwordはチラシに記載されているので各自確認ください。(私が案内するのは道義上まずいかと思いますので。)
運営している会社はパナソニック エコソリューションズ テクノサービス株式会社。
特定建設業ではないので自社施行?のようですが、ほぼ大部分の建設業種許可を取られています。特定でしたら、完全にゼネコンです。
そんな企業が店舗展開し、何をしたいのでしょうか。非常に気になります。
しかし、私としてはとても好感が持てます。
昔は近くにいた存在の工務店、電気屋さんもどんどん少なくなって、ちょっとした事を頼める所がなく、困っている事も多いのではないでしょうか。
例え、巨大企業の一部門であったとしても、市民感覚の目線で家のよろず相談相手になってくれるのであれば、これからの高齢者世界に心強い存在ではないでしょうか。
本当の意味でのハウスメーカー、総合家電メーカーとして大変意義のある仕事と思います。
でも、私は是非その先の戦略意図を知りたいです。
PS
この店舗デザインをされた設計事務所を見つけちゃいました。
建築再考企画
proie事例
やはり、只者の方ではなかったです。
私にはコンセプトはしっかりと伝わりました。本当に心温まる良いデザインですね。
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