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2013年11月22日金曜日

ウリンのデッキ

ついつい硬い話ばかりなので息を抜きます。

先日、NeedsとWants(2)でDIYの事を書いてしまったのでご案内します。

中庭デッキですが、4年前に張替えましたものです。16年前に家を建てました。その頃は木材の事も詳しくなく、設計士にお任せだったのですが、パイン材に防腐加工をしたもので施工されていました。厚さも45mmもある材でまさか簡単に腐るものだとは思ってませんでしたが、8年でボロボロ状態に。どうなるかと言うと、人が乗ると割れます。小さな子供もいたので結構危なかったです。
(子供をトリミングしてますが、ご容赦を。)



その後、再度転勤もあり、暫くほったらかしに。そして4年前の秋に一人作業を始めました。

基礎も腐っていたので全て撤去し、新規で基礎を作って、デッキ材を張りなおし、実際には土日の天気の良い日にしか作業をしなかった事もあり、実質2ヶ月間掛かり年内に作業完了という結果です。





 材質はウリン(アイアンウッドとも言います)。
専門業者に通販で取り寄せました。
4mの材木を通販で仕入れるというのも大胆でしたね。
拡大すると判るのですが、木質繊維層に樹脂がびっちりと入っております。
比重は1.2とかなのでズシっと重く実際に水に沈みます。
何が大変かと言うと、ネジ穴が開きません。
それと普通の丸ノコではとても切れません。

加工が何しろ大変です。
写真は4年後の今の写真なので白っぽくなってますが、これは高圧洗浄するとキレイになります。現状まったく腐る様子もなく。
20-25年は施工後のメンテ不用で問題なく持つと言われる木ですが実際そんな感じです。
(現状もノン塗装です。)

普通でしたら自分では出来ないので業者に頼むものかと思いますが、この木だけは業者も施工が困難な為、施工業者を探すのが一苦労らしいです。普通の業者だと、樹脂練りした合成板の汎用品で施工されてしまうでしょうね。

施工上のポイントですが、
最重要点はレベル設定です。(デッキ仕上板の高さ調整)
これには長いホースを用意し、中に水を入れ両口の水面が同じ高さになるという性質を利用して水平出しをします。(昔からの知恵で水盛管というのがあります。大きな缶を使ってホースを接続するものです。これも加工する事をお勧めします)
これがキチンとできないと左右、中央で波打ったデッキになります。
それと、出入り口部との接合高さ調整。私の場合、以前より+15mm床を上げ段差を解消しました。基本注意はこれだけです。

是非、一度は自分でやってみる事をお勧めします。家の構造もわかりますよ。

後、井戸の写真もアップしたい所ですが、切削当時は泥まみれだったので写真はなく、今となると井戸の上にある電動ポンプしか写真がありません。
皆さんもやってみようと思って一番苦労されると思うのが、自分の住んでいる所の地下水位の見当を付ける事かと思います。私も何メートル掘ったっらいいものか、始める前に悩みました。
いろんな成功事例のホームページを書かれている方はあるのですが、自宅下の水位は判らず。
結論から言うと、県又は市役所の水道局のホームページを覘いてみてください。地盤沈下問題で地下水位の変動情報が載っているはずです。定点観測しており、最寄2KM以内程度で観測点があろうかと思います。それを参考にしてみてください。

長くなりましたが、まずはトライしましょう。

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