昨夜は楽天の優勝にもらい涙をしてしまった私。
そこにあるのは天下を取った無敵の姿。
その姿をみていると今までの苦労は微塵にも感じませんが、長い苦労があって今がある事を感じ取ります。星野監督もその一人ではないでしょうか。
だからこそ、皆が応援する。
苦労をした人でないと伝える事ができない人間臭さがある。
優勝しても謙虚であり、人を思いやる気持ちを感じます。
優勝メッセージの言葉には今まで支えてくれた人の感謝が込められているからこそ素直に言葉が現れ、人々も素直に共感できる。とても素晴らしい人です。
ビジネスの場でも時代を掴み、大成功している人は沢山います。
しかし、私は、本当にその人の価値を感じるのは今成功している内容ではなく、その人が歩んできた中で起こった失敗談と苦悩。そして課題にどう対峙してきたかという生き方、考え方です。
成功している方々の経歴を拝見すると、一流大学を出て、海外留学してMBAを取得しました。と言った内容をこの頃よく見かけますが私は何ら興味を持てません。
資本主義の時代ですから、資金があって優れた教育を受けて資格を取って、起業して・・・であれば当然のシナリオが描かれているはずですが、おっと、どっこいそんな人は一時は景気がいい場面もあるますが、長続きしません。だって、人間臭くないから。
仕事を一緒になってしている人も人間です。人が人を支援していこうと考えた時、共感できる何かがなければ事務的な仕事で終わってしまします。では何が共感を呼び起こすのか。私は人間が失敗しても立ち直ろうとする謙虚な姿に周囲が共感するのではないかと考えます。仕事の場面、職場でも「傷を舐め合う仲間」というのがあろうかと思いますが、正に同じ境遇で苦労してきた人間同士であるから悩みを分ち合い、助け合おうという気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
私が好きな方で(お会いした事はありませんが)
今の時代を掴まれている方がおります。
Real Estate東京R不動産の運営メンバーであるopen A 馬場正尊さんのBlog
この方も大変な経歴の持ち主ですが、それ以上にとても人間臭い、奥深さを感じます。
私は住まいは「作品」ではなく生活の場と考えます。
住まいを設計される方の生き方、価値観が住まいに反映されるのは当然です。
自分の性格と正直に対峙し、自分の生き方を探されてきた。
それ以前にそんな生々しいリアルな自分、生活感を正直に告白している建築家ってあまり知りません。
実際設計された建築物は直接関係してないかと思いますが、多くの方が、東京R不動産の物件に共感を得てそんな「住まい」に住んでみたいと感じられている理由には企業理念の底辺にそんな思いが込められている事を感じるからかも知れません。
都会に住む人はあえて言葉には出したがらないかも知れませんが、「人間臭さ」がこれからの社会に必要なKeyWordなのかも知れません。
NHKの「海女ちゃん」もその一つかも知れません。
言葉には出さなくても、人間の本質を把握されている方の仕事だからこそ、安心感を感じ、そこに人が集まるのではないでしょうか。「一流の仕事」です。
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