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2014年12月23日火曜日

世界の一流家具と一流の情報提供

世界の製品訴求の方向性について
イタリアの一流の家具メーカーFlouと言う企業があります。
http://www.flou.it/beds


HPも本当に良くできたデザインで流石と言わせる品質です。
今回、ここでご紹介したいのは単にHPが良くできていると言う事ではなくて、もう一歩
ビジネスに踏み込んだサービスを提供している面をご紹介したく書きました。
ビジネスモデルの側面から家具製造業の顧客すなわち
誰に、何を、どのように。と言う面で考えた場合、個人宅用のベットであれば対象者はエンドユーザーではないでしょうか。
何をはベット、どのようにはショールームを通じてとなるかと思います。

こちらのメーカは単に写真紹介だけではなく製品情報の提供は徹底しております。殆どの製品が2D,3Dデータを提供しています。

実際、3Dデータを確認すると3Dレーザースキャナーで取得した点群データです。
多分、このデータはインテリアデザイナー、建築家がカラーリングや配置確認する為に使用するものだとは思いますが
日本国内でここまでのデータを提供しているメーカーはまだまだ限られています。多分、データを利用できる環境が整っていない事もあるでしょう。
そこは世界を相手にする一流メーカー故に流通モデル、扱う業者の質が異なるのでしょう。

しかし、ユーザーから見るとこの点群データの使い方は厄介です。
3DCGのスキルの中でも点群データは特殊で扱えるアプリが限られています。AutodeskだとMayaは不可で3DsMAXはokなど。そして一番の課題はレンダリングの設定次第で製品価値を著しく低下させてしまう事。RendererもそれなりのMaxwellRenderかVrayとかが必要になるかと思います。
それだけのスキルを持った業者がこの製品取り扱い業者に多く存在すると言う事でもあろうかと思います。
言葉を変えれば他社差別化がしっかりとされたアイテムと言う事ですね。

Youtubeにレンダリング方法がありましたのでご参考に。結構大変です。
maxwell render work flow

2014年12月10日水曜日

かぐや姫 for ever

先日、テレビで元「かぐや姫」だった南こうせつさんの番組を見る事ができた。

福岡県に生まれ育って、寺の住職の息子さん。
歌が好きで。とても上手く。お布施ならぬこずかいを小学生の事から檀家の方から頂いていたそうだ。
歌もフォークだけでは無いRRもさすがに上手い。
当時の情報は全て東京から発信されていたようで大学は東京へ。

グループ名の由来は環八高円寺近くの竹林の中で練習していたから「かぐや姫」。
そのまんまだけれども、当時はグループサウンズ旺盛な時代、カタカタ名にしても覚えてもらえないだろうとという事でネーミングしたとか。
考えてないようで考えている。

私も小さい頃、よく「かぐや姫」を聞いた。
何か、心に響くものがある。

テレビを見ていて、何でかぐや姫の曲が今でも心に響くかが知りたかった。

当時1970年代は大きな時代の変わり目だったようだ。
当然、今のようにPCもwebも無い。

私は当時10歳程度だったので記憶も少ないが我が家はモノクロテレビだった事だけは覚えている。
そんな時代で、南さんが言っていたのは「がむしゃらに生きているが、どう自分達の夢を叶えるにはどうしていいか解らずがもやもやした時期だった」
と言われていた。

何か、今の時代との共通点を感じた。
今の時代、物は溢れている。internetで情報も限りないくらい溢れている。
今と昔では物資、情報面で全く状況は異なるが、生活の中で充実感と満足が得られているであろうか。それ以上に社会の不安を感じる。
こんなにも便利な世の中なのに。

本当の幸せとは何か、「3畳一間の小さな下宿」。小さい部屋ながら暖かい団欒を感じるのは私だけであろうか。
物はなくても心の温かさがある事を感じる。今の社会にとって一番足りないものが見えるような気がする。

日本人の心のルーツかも知れない。





2014年11月19日水曜日

Autodesk maya 無料セミナを受けます。

世の中探せばいろいろあるものだ。
来月から年休消化するにあたり、スケジュールを組んでみた。

コストパフフォーマンス、時間とスキルアップ率、自分のやりがい。
これらの事でせっかくの休みを有効に使えないかと考えた。

自宅(兼事務所)でチクチクとCGビデオチュートリアルを学ぶ。資格勉強をする。いろいろ考えた。

そしたら大きな発見をした。

こんな内容
■クリエイター講座【CG制作講座】
会場 早稲田文理専門学校
日程 平成26年12月1日(月)~12月19日(金)※土日は除く
時間 10:00~17:00 ※変更になる場合があります。
参加費 受講料無料 ※別途テキスト代等(4,000円程度)が必要
募集定員 20名程度
受講条件 ・IllustratorやPhotoshopの経験が多少ある方 ※個人的な趣味等での経験も可能
・応募者多数の場合は、企業による受講者選定をする場合があります。


要は平成26年度 文部科学省委託事業「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業、
「ゲーム・CG分野における学び直しプログラム開発実証」の一環としてのセミナーである。
MAYAを中心に20日間しっかりとセミナーを受けられる。
専門学校での開催なので本来ならば20万コースだと思う。

これも縁だ。
早速電話をした。25歳から55才の方が申し込んでいるらしい。
実際にはマニュアル代も無料になりそうだとの事。

3週間のセミナーなので、フリーターの方がほとんどらしい。
私も来月からフリーター。
仲間を作る事、せっかくmayaを覚えられる機会である事。
金には変えられない大きな経験である。

早速申し込んだ。

FPの資格意義

自分はいろいろ悩んだ末、選択定年を選んだ。
FP資格は2級まで取っていたので少しは役に立つかと思っていた。

退社時期を1/20に選んだのも所得税の算定期間なども考えてのつもりであった。
しかし、実際に年末調整を迎え、自分の知識があまりにも脆いことに気が付いた。

源泉徴収の仕組みから始まり、所得税、社会保険料、住民税の実務がまるで判らない。
実務経験が無い事がこんなに役に立たない知識だと言う事を痛感した。

今の自分にとって非常に良い経験だと思う。
個人事業主、法人化どちらでも基本知識と実務を積もうと思う。
FPも1級、CFPまでやるなら極める決意をした。

(今までCFPは継続費用が掛かると思いあえてやめていた。)
今日から上を目指そうと思う。

2014年11月16日日曜日

ネットビジネスの次

現在のWEBなどの時代も1980年頃から徐々に広がったものだ。
初めは、大学教授が文献検索する為に行いだしたものだが、現在のような用途を想像していたであろうか。
私もNETSCAPEなどをどのように使えば良いか判らない状況からインターネットにつなげたい思いで始めた記憶がある。

今の時代と言えば、小学生からネットを利用できる時代となった。
大きな要因はインフラの整備もさながら、利用者が簡単に使ってもらえるようにUIの整備が大きいものではないかと思う。

これからの時代、1980年以上の大きなイノベーションが起こる可能性はあるであろうか。
interNETを考えた場合に文字のごとく、世界のnetを繋ぐ正にそれが目的であろう。

私はふとしときっかけで、国立美術館を観て来た。
国宝と言われる美術品はそれ自体でも当然美しい。
しかし、時代背景を理解していると単に美術工芸品としての価値だけではなく、どうしてそのようなものが珍重されたか。
必要性の大きさを学ぶ事ができる。
internetが横の広がりを目指すとすると縦はタイムマシンだろう。しかし、タイムマシンはなかなか作れない。

ネットの世界で過去の世界に旅をする。
数年前であれば、googleを始め写真のアーカイブがある。
更に遡りたい。例えば平安時代に。
以前、米リンデンラボ社が 2003年に開始したインターネット上に構築した3D仮想空間「セカンドライフ」がある。
実際には未来、仮想空間というテーマであったが、実際にあった過去をシュミュレートする空間に魅力はないだろうか。

internetもそうであったように、ちょっとした興味から想像も出来ない世界へと広がっていった。
そして、温故知新、過去を遡る事で新しい発見ができるかも知れない。
もしかしたら、時代を変えてしまう可能性だってあるかも知れない。
そんな事に魅力を感じる方はいないであろうか。

2014年11月15日土曜日

ケーキに見るBigDataビジネスの予測

ケーキというものは何とも魅力的なものである。
様々な味、食感で魅了させる。

このケーキというものをビジネスという側面で真剣に考えた事があるであろうか。
素材は何か?例えば主であるスポンジケーキの材料は小麦粉、牛乳、卵であろう。
(砂糖、ブランデイなどもあろうが・・・)
これらの材料はどこにでもある材料である。そして新鮮なものが良いに決まっている。
それら原料の値段はどんな新鮮なものでも容易に予測できるレベルの金額だと思う。
しかし、それらから作られたケーキはどうであろう。一切れ500円高ければ1000円以上のものもあろう。
ケーキは確かに高い。しかし、ケーキは皆に愛されている大切なものであり確固したデザートビジネスとなっている。
当然、先に書いた小麦粉、牛乳、卵から作った誰にでも手に入る料理だと分かっていても。

さて、本題となるが、今騒がれているBigDATAもあまり知られていないが私たちが自由に使えるデータが
結構ある。信頼性、内容面でも充実している。簡単に例を挙げれば国勢調査報告。
そんなデータがネット上に結構溢れている。

しかし、そのデータも生のままでは何ら対価を払う価値を見いだせないであろう。
ケーキと同様データの新鮮さも対価価値に重要な影響を与える。

ではどうしたら収益に結び付くサービスとして提供できるであろうか。
一つのヒントとしてはやはりケーキ。
それぞれのデータ(素材)のままではダメで、高度に触感、味を高次元で融合させる。
その見せ方も重要であろう。

どんなケーキであれば、買うかは好みの問題。
そんなデータマイスターの感性がこれからのビジネスマンに必要になる予感がする。





2014年10月9日木曜日

情報の非対称性、裁定取引

情報の非対称性、裁定取引
聞きなれない言葉だ。
業界にいる方なら判るだろうが、簡単に言えば以下のような意味だ。

情報の非対称性
商売を例にするならば、買い手と売り手のそれぞれの立場で、情報量が違う為に生じる商売の不合理性
よく例にだされるのは
①不動産。売り手は該当物件の全てを当然知っているが、買い手は情報を提示されるまで知りえない情報が沢山ある。
当然、買い手は弱い立場となる。
②生命保険
今度は生命保険会社がリスクヘッジする立場になるのだが、
生命保険契約は契約予定者の体調、健康状態など、知りえるすべは限られる。医者の診断書などの提示義務もあろうが、些細な病気、積極的な提示はまずしないであろう。免責期間が完了し告知内容義務違反に該当しない内容であれば支払義務が発生する。

裁定取引
更に聞きなれない言葉だが、証券会社業界でよく使われる。
簡単にいえば、金利差や価格差を利用し売買する事で利ザヤを稼ぐ取引。
たとえば、缶ジュースを考えてみたい。普段、都内自販機で買えば150円のペットボトルが山にいけば300円で販売されていても買う人はいるであろう。
需要と供給のバランスで価格は決まるので当然かと思う。

実はこれら2つを巧みに取り入れた商売をしている上場企業がある。
良く考えたもので何もしなくても利益が上がるビジネスである。
あえて、企業名は書かないがこれらは多くのビジネスに転用ができる。


2014年10月3日金曜日

自分の言葉を言いキル事の大切さ

今まで、このblogを書いていて気付いた。
自分の言葉なのにやけに他人行儀でいる事に。

サラリーマンを長くしていると自分の意見を言い切る事にリスクテークする条件反射が付いてしまっている。
誰でも人から批判する事は避けたい。だから自分の意見ではなく、人の意見を引用してみたり、ハッキリとした評価を避けてしまう。
それが、長い社会経験をすると更に自己防衛本能が働いていく。

~のようだ。~だと思う。本当の自分の言葉はあるのだが何故かオブラードに包んでしまう。
それと無用なトラブルを避ける為に 「です。ます。」調になりがちである。要は柔らかいトーンにしたがる自分がいる。

日本人の特徴かもしれないが、自己主張よりも協調を優先される。欧米は逆だ。
自分をそのまま表現しないからお互い表面的なコミュニケーションで終わってしまうのだろう。その方が人間楽である。
本当の自分を解ってもらうにはパワーがいる。そしてリスクも。しかし、自分をさらけ出して見せる事ができたなら今までになかった深い繋がりを持てる事がこの頃判ってきた。

何も求めず、必要とあらば無償の奉仕で自分から積極的に自分を見せる事が出来たなら。
忘れてはならない事は何をしても良いという事では無い。相手の立場を考え自己本位にならないようにコミュニケーションストロークを持つという事が本当の信頼を得る為に必要であろう。

私は自分を変える為に自分のありのままの思いを言葉にする事を決めた。人生素直になろうと思う。

手段と目的。得られる満足度は?

「手段と目的を吐き間違えるな!」
25年前、前職の設備設計業に入社した時よく言われた事だ。
何を言っているかというと本当に達成しなくてはならない目的は何かという事に対してそれに必要な手段がを探さなくてはならない。
しかし、仕事に慣れだすと手段を実行している事がいつの間にか目的となっている事が度々起こってしまう。
全体を俯瞰できる能力を持った先輩だからこそ自分をちゃんと見ていてくれた。今改めてそんなアドバイスを頂けた先輩に感謝する。

現代は便利になった。その当時は携帯電話など当然無い。モノもありふれている。購入チャンネルも大手量販店からネットまで。何なら海外製品を直接購入できる事も容易くできる。

しかし、本当に自分の感性にドンピシャな製品ってどの位あるか?

家族の一つの夢であるマイホームも昔は近くの工務店、大工さんに頼んで、自分の思いで作ったものだ。
今の時勢はハウスメーカー、建売不動産業者が進出しており、昔の工務店もハウスメーカーの下請業となり個人相手をなかなかしてくれない。
設計事務所も星のようにあるのだが、ハウスメーカーでは発生しない設計料が設計事務所に依頼した場合、15%程度払う事に一般のは敬遠する。いや、設計事務所にコンタクトを取る事自体、縁故が無いと敷居が高く無縁であるかも知れない。

ではどうなるか?
本当に自分の拘りを持った家は作れるのか。一生一度の買い物なのに・・・。
自分が描きたい本質の部分(目的)は何かを見つめよう。

ハウスメーカーに頼むのは一つの手段だ。自分の根っこにある思いを形にしてみよう。
実現できる事は限られてしまうかも知れないが、後悔しないように拘ろう。

自分だけの事ではなく、子供も父の背中、感性を受け継ぐ。これが文化と言うものだと思う。

機能美、そして普通である美しさ

男ならばF1マシンを美しいと思う人は多いのではないか。
では何故だろう?

車の本来の本質である「速く走る」「止まる」「曲がる」を極限まで追求したデザインであるからだと私は思う。
しかし、目的を究極まで突き止めていくと不自由な事も多くなる。
市街地でF1を走らせようとしても、エンジン回転数が低ければトルクもパワーも無く、エンストだらけになるであろう。
交差点を曲がろうとしてもハンドルが切れないので曲がれない。
ある限られた目的に特化したプロダクトは不合理でもある。

不合理であっても自分が使うものでは無いので憧れでいられる。
自分が使うとしたら、使えない物になってしまい、憧れがガラクタに変わるだろう。

究極の製品としては使う人を極端に選ぶ。誰もが保有する事を極端に嫌う。
ヨットもそうだ。
レースヨットは室内に何も無い。豪華なキャビンもギャレーも何も無い。
何も無い理由は?船艇重量を軽くする事、セールの出し入れがし易い事。そしてそもそも、レースに勝つ為に人の居住性は最低限に設定している為だ。
極限の製品とはそんなものだろう。
工業用途製品とコンシューマー用製品。これも同じように目的を達成する為に、極端に飾りを排除している。

男性と女性では当然価値観が変わる。
男性は一般的にソリッドなデザインが好まれるが女性は柔らかいデザインを好む。卵型のように包むようなフォルムに女性は共感する事が多い。いろいろな説があるが、外見的な問題ではなく、社会的価値観から自分が包み込まれるような安心感を求めているからだとも言われる。

女性の例えで例をあげたが今の時代男性でも社会的な安定感を得たいのは同じことだが、その表現を直接的、間接的に表現するかの違いかもしれない。

本当に共感できるデザインとはどんなモノだろうか?

日経ビジネスオンラインに非常に共感できる対談記事が書かれていたので紹介したい。
カー&プロダクトデザイナー/SWdesign代表 和田 智さん 「美しい普通」を創りたい」

非常に良い記事だ。日本とヨーロッパの車に対する文化の違いそのものだと思う。
個人個人、様々な価値観があるので良いとか悪いとかの問題ではなく、製品としての本質、機能を高次元で融合し、提供し続けていく事。
これこそが文化を作る上で重要な事だろう。
新しいものは確かに目を引く。しかし、飽きる事も速い。良いものは体の機能の一部となり長く使えるものだ。
私も最高級の「普通」に共感したい。

2014年10月2日木曜日

自分探し「やりがい」

9月も終わった。
9月末が半期末の企業も多いだろう。
私の職場もそうだ。

営業であれば定量評価としての売上実績確認と定性評価としてのプロセス評価がある。
期初に描いた「ありたい姿」と半期末での結果が上司評価となる。

上司感情もあるだろうが、申告した活動と実績が伴なっていて数字が伸びないのであれば、外的要因、やり方の見直しを検討しなくてはならない。しかし、大事な事は後悔を述べる場ではなく、これからどうしていくかを考える場である事。
結構、上司から「どうして数字が達成できなかったんだ!」、もしくは言い訳を述べ始める部下が多い。
終わった事を振り返る事は大事だが、感情論では何も解決しない事と具体的な施策検討をする前向きな場にする事を冷静な上司であれば望んでいるのではないかと思う。

話は変わるが半期末で人事異動もある。
面談という名目で人事異動の内示がある。転勤を伴えば普通であれば1か月前には打診があるのが一般的?(突然の会社も当然ある)であり半期末前1か月での異例の面談で身構える。

上司は異動の内示をどのように考えているのであろうか。(私の場合は部門長、役員からの内示が今までの通例であった)
内示先の本人が40代頃の生活費が掛かる世代であれば転職の可能性も少なく当然会社の指示に従わざるえない。
そんな「当然」の意識の中で上司の立場は単なる業務連絡となるだろう。そしてもう一つの選択肢はそれぞれの事情、各自の人生設計、仕事への価値観からの「退職」と言う選択肢。「想定外の展開」もしくは「シナリオが崩れた」と言う場面になり上司としての立場を左右する最大のピンチに出会う事になる。部下の掌握という能力を問われる切実な問題に接するであろう。

上司とは何なのか?
計画に対して費用対効果の最大化を図る為に進捗管理と動機付けをするだけであろうか。
部下の価値観、将来設計まで踏み込んで真摯に向き合って行くことが決して良い事ばかりでは無い。
現在の若い世代は「個」の価値観が多様化している。親身になってくれる上司を「余計な世話好き上司」、「そこまで考えてくれる上司」、「自分の出世の為に部下を利用しようとしている腹黒い上司」など同じ接し方をしていても受け止め方は多種多様かと思う。
どんな場合であっても、単に業務命令の伝達では気持ちは伝わらないであろうし、職場、職務を変える指示を出す事に相手の人生が変わるという事に真摯に向きあう事が必要だと思う。逆に言えば上司としての立場を守る為にも部下が何を考えているかをしっかりと把握する事は必要な事であろう。

これからの時代、部下の「やりがい」を一緒になって考え、実行できる環境を提供できる企業、職場が大きな成果を導きだせる時代である事は確かであろう。私にとっての「やりがい」は仕事に「誇り」を持てる事をこの頃感じるようになってきた。

2014年9月25日木曜日

コンピテンシーの能力開拓

先ほど、「捨てる神あれば拾う神あり」と書いたが大事な事を忘れていた。

「コンピテンシー」この能力を磨こう。

コンピテンシーとは、「必要十分な能力を有している状態、生活・人生にとって必要で便利な手段に満ちていること」という意味がある。

キャリアの観点からの意味は、「組織やビジョンや戦略を実現するために必要な知識・スキル・態度など必要十分な能力を有していること」と言われる。また、自分の潜在能力と顕在能力を知ることにより自分の価値を高めていくことができるとも言われる。

【三つのコンピテンシー】

・イニシアティブ
目の前に問題がおきたときに、自分で問題意識を持ち、自らが行動すると特性を言う。当然、過去に経験のないような問題も発生する。その時重要な事は自分がイニシアチブをとって関わっていく、という事。これには、自分の責任の範囲や権限を越えて起こるような問題も含む。
実際には、日本のビジネスパーソンの80%くらいは「待ち型」タイプの人間とも言われる。

・アカウンタビリティ
とことん粘って結果を出す、責任を果たすという意味らしい。他者に先駆けて新しい市場を開拓し、システムや技術を導入しようという段階では、予想もしないような問題が次々と起こる。そのような時、「できない理由」はいくらでも挙げられる、そうではなく、どうしたらできるかを思考できる人間を指す。

・コンティニュアンス・ラーニング
継続して学ぶ事。新しい流れが押し寄せている中でビジネスを行うには、つねに新しい情報や知識が頭に入っていなければならない。そのためには変化をいち早く察知できるアンテナを持つ事が重要となる。こうした行動特性は強いパッションがあればおのずと内側から出てくる。例えば、休日でも自宅で新しい技術を検証したり、おもしろそうな勉強会に参加したり、ということができる人材であれば対応策を講じることができるであろう。

これからの時代を乗り越えるにはいろんな力が必要になってくる。
昔は気合と行動力と言われた時代もあった。現代は情報時代。そしてこれからはその情報を分析し問題解決策を導ける能力が必要になって来ている気がする。

捨てる神あれば拾う神あり・・・

人生いろんな事があるものだ。
一度は投げ出した会社生活。勢いで決断したものの、後悔は無い事もない。
しかし、悔やんでも仕方ない。
自分のスキルと経験を棚卸し、何ができるか考える。

そんな前向きな事をしていると、何故かチャンスが巡ってくる事に気が付く。

「人生捨てたものじゃないと。」
しかし、そのチャンスを確実に掴む事ができるかどうかが、今までの人生経験かと思う事がある。

旨い話には裏が当然ある。ネガテイブになってジーと見ているとその間にチャンスは消えてしまう事があるし。又、目の前の人参に食いつけばそのまま騙される事もある。
人生困った時、追い詰められた時は案外そんな失敗をするものだ。

誰の言葉だったら信じられるか、今までの付き合いがその時の判断を左右するのではないか。

「捨てる神あれば拾う神あり」この言葉も決して何でも誰もを救ってくれるものではないと思う。
多分だが、日常も良い事は通り過ぎて行っているんだと思う。しかし、大半は生活に満足しているので対して魅力のある事では無い為に気が付かないでいるんだろう。

本当に困った時、藁をも縋る思いでいる時にはちょっとした事でも、宝石のような輝きに見えるのであろう。その宝石が本物であるか偽物であるかは掴んで見てから確かめるのでも遅くはないであろう。

2014年9月18日木曜日

退職の決意

退職と言う言葉。一生を左右する思い言葉かもしれません。
どんな思いで決断するでしょうか。特に、家庭を持ち、子供も進学で一番お金が掛かる時期であれば・・・・。複雑な思いの中で決断しなくてはいけない場面があったからこそ、その一言を口にしなくてはいけない場面が必ずあったものと思います。

転職、起業、会社に嫌気がさし、理由はいろいろあろうかと思います。

私もそんな窮地に陥りました。「もう、自分にこれからの将来性は無いと」針のムシロ状態だったように思います。今までは全く前向きになれず、全身が硬直する寸前でした。

今思えば、決してその一言を言いたい為に決断したのではなく、とても大きなリスクはあるのだけれど、将来への可能性に賭けたくて。ハイリスク、ハイリターンになれば超ラッキー。
ハイリスク、ローリターンの可能性が高い事も判ってでも今の自分を変えたくて賭けです。

例え、「退職」を上司に伝えても心はすっきりしません。でも進むしかないんです。

決断したのは自分だから。もう振り返らず前に進むだけ!

自分に言い聞かせ家族への責任を全うするべく前進します。

3DCG、3Dレーザースキャナーの可能性

今、会社が潰れたら何をして生くべきか真剣に考えています。
いつ何が起こっても不思議では無い時代です。
会社は安泰でも、リストラもあれば、職場のいじめもあるでしょう。

起業するにしても、飲食、物販はそれなりに準備をすれば最小限の資金でできるでしょうが、
回転資金、将来性を考えると決して安全な策では無い様に思います。
これらの事は上場企業の場合、決算書を読むと一目なのですが、ROI、ROEの低さが物語っています。一方、国内だと、ヤフー、楽天などの高さは特筆すべきものがあります。

単にIT関連が将来性があるとは思ってません。逆に形無いものだからこそ、厳しい市場競争と資金力が大きな鍵を握るものではないでしょうか。
では、何が伸びるのか・・・・答えがあれば何も悩みません。

失敗しても好きな事であれば、必死にやって行けると信じ今の自分を磨く事しかないでしょう。

今の私には何ができるのか?それを活用したビジネスができるのか?
実は2年前から3DCG制作をしています。モデリング、レンダリング、アニメション作成。どれも一般の方には???の世界かも知れませんが何か惹かれるものがありやってます。(MODOと言うアプリで。)しかし、これだけだと趣味の世界だけの話で、キレイだね。凄いねでお金にはなりません。

ではどうしたら、お金になるのか(キャッシュポイントは)・・・・。
実はモデリングの最大の課題は入力に手間とスキルを要する事。それを簡単に出来ないかと考えていたら3Dレーザースキャナの活用に行きつきました。

これって単に趣味の世界ではなく、BIM、CIMを始め、リバースエンジニアに至るまで大きなビジネスチャンスがあります。まだまだ参入業者は少なく。理由は今までスキャナ自体が1000万近く購入する事の障壁があったから。
そしてこれは入口業務です。出口はCNC加工から(2D、3D)プリント出力まで。
データ処理サービスからはデジタル映像(VFX)処理まで一気に巾が広がる可能性を持ってます。

私は周辺機器の市場開発専門に営業を20年してきましたが、今までの経験から入力業務とコンテンツ版権管理がビジネス展開を左右する事を学んで来ました。

最低限の初期投資は必要ですが、ニーズはしっかりあると考えます。
夢で終わらすか、実現とするかは自分次第ですが、何時でも始められるようにしっかりとスキームを作っていこうと思います。

2014年8月30日土曜日

無いなら作る(その2)

以前、『無いなら作る』と言うブログを書きました。
今、趣味でMODOという3DCGで作品を作っています。よく考えたら世の中に無い(あり得ない事)のCGをフォトリアルレベルで作っている事に気つきました。
多分ですが、CGの関係の方でないと、写真とCGは見分けがつかないと思います。
私も写真、印刷の関係の仕事なのでそれなりに見る目はあると思ってますが、最先端のクリエータの方の作品は分からない事が多く、それもわざと現実に近い作品だと???状態です。

3DCGでできる事、いろいろあります。
テレビ制作も大きなスタジオセットを作って収録しますが、CGの世界ではそんな苦労はいりません。当然、産廃もでません。全てがCGだけではなく、CGと映像との融合、いろんな手法があります。映画の世界です。

それと不動産屋がCGクリエイターだったら何ができるかを考えています。
リフォームのプランナー?、仮想内見データ作成?いろいろできますが、面白みに欠けています。何か世の中に無い事をしたい。そんな思いです。
一番のネックが業法です。事実と反する事をPRしていいのか?この点も注意が必要ですね。

趣味の世界から食っていく為のビジネスにする事が一番辛い現実です。
これを乗り越えなくては始まりませんので皆さん、何か世の中が必要としている仮想アイデアありませんか。アイデア募集中です。

不動産業の店舗探し

不動産業を始めるにあたりどのような視点から自社店舗を探されているのでしょうか。

当然ですが、生まれた場所であり地元を知っている事も強みかと思います。
違った見方をすれば、何故東京に人が集中するのでしょうか?

当たり前の事ですが、ふと考えてみると異様さを感じます。

理屈から言えば仕事があるから。大学をはじめ、学校があるから。
何かしらの必要性がるから職場、教育施設の近くに住もうとするのではないでしょうか。

大学に関して言えば、都心から郊外へ移り変わった時期もありますが、今は再度都心に戻る動きがあるかと思います。
しかし、大学の動きに合わせて、不動産業社も簡単に動けるでしょうか。
大学周辺を顧客層にした不動産屋は独特のビジネスかと思います。
新入生から4年間のサイクルで毎年学生が回転していきますので仲介ビジネスにとっては魅力的な
顧客と言えるでしょう。1度客付けすれば入居時の仲介料、2年目の更新料。そしてさらに2年目には殆どの場合(浪人という選択もあるので)
退去見込みが立てられる。なかなかこんなに美味しい顧客のも少ないですよね。

話はそれましたが、不動産賃貸仲介ビジネスを考えた場合、ビジネスチャンスは人の入れ替えが盛んである事が商運を左右するものと考えます。
そして考えたいのは今は閑散としているエリアでも将来を織り込んだビジネス模索です。

例えに出して申し訳ないですが、
埼玉県に三郷という町があります。今はIkeaやララポート、隣町には越谷レイクタウン。誰の目にも人気エリアです。
しかし、20年前のこのエリアは本当に寂れた町でした。今は外環道もあり、常磐道にスムーズに入れますがその当時は道もなく苦労した思いがあります。
「開発」と言う一言に付きますが誰が20年前にこんなに開けた町になると想像していたでしょうか。
資本力であり、政治力による都市開発力かあと思います。
しかしビジネスベンチャーの方が20年前から将来を見て起業した方がどの位いたかが興味ある所です。

確かに都内は他県からの流入率と市場回転率という面では魅力あるエリアです。しかしそれだけ大手と中小の業者が密集しています。

レッドオーシャンからブルーオーシャンへの市場余地力の必要性を感じます。

2014年8月27日水曜日

心に誓うリーダー像

イギリスの高級百貨店チェーン創業者でハリー・ゴードン・セルフリッジと言う方が以下の言葉を残されてます。
自分はまだまだ未熟ですが、このリーダー像に一歩でも近づけるように努力していきます。

【ボスとリーダーの違い】
ボスは部下を追い立てる。
リーダーは人を導く。
ボスは権威に頼る。リーダーは志・善意に頼る
ボスは恐怖を吹き込む。リーダーは熱意を吹き込む。
ボスは私と言う。リーダーはわれわれという。
ボスは時間通りに来いと言う。リーダーは時間前にやってくる。
ボスは失敗の責任をおわせる。リーダーは黙って失敗を処理する。
ボスはやり方を胸に秘める。リーダーはやり方を教える。
ボスは仕事を苦役に変える。リーダーは仕事をゲームに変える。
ボスはやれと言う。リーダーはやろうと言う。

災害と空家活用

この頃、地震、降雨からの土石流など、各地で自然災害が増えているように思います。

自然の力の大きさには人間の力の儚さを痛感します。
今まではその自然を人間の利益の為に開発してきました。
開発自体は人間が生きていく上で必要最小限では必要な事かと思います。しかし昔から言い伝えられて来た教訓は何かしらの必要性があり語りつがれて来た事であろうかと思います。守らなくてはならない事とのバランスが人間と自然が共存する上で今後重要になってくるかと思います。

さて、タイトルの件ですが、東北大震災以降思っている事があります。

震災を受けられた方の住まい。報道を見ると必ず、小中学校、公民館など公共施設で避難をしている姿を見ます。

川の氾濫予測など、短期的な事であれば一時的な避難であろうかと思いますが、東北大震災などでは仮設住宅などを新規に建設しその間は体育館での生活は厳しいのではないでしょうか。

ふと、考えると日本の住宅事情は15%弱が空家になっている事には何も触れてません。仮設住宅建設により建築業社などは仕事が増えるかと思いますが、大きな目でみると空家の活用を考えた方が設備面、安全性の両面でメリットがあるのではないでしょうか。多分、新築で仮設住宅を建てるよりもコストは大幅にダウンできるものかと思います。
行政面から見れば個別契約する煩わしさよりも一括して発注する方が簡単かもしれません。しかし、災害の大部分が県、市と言う行政単位レベルで災害が起こります。行政面でも従来から空家問題が浮き彫りになっており、市町村単位での空家状況は把握しているはずです。
行政に於ける空家の活用がこれからの災害時の対応には必要になろうかと考える次第です。

被災者の方がどうしたいかが一番大切な事になりますが、辛い思いをしている方々がどうしたら早く新しい生活を取り戻せるかを一緒に考えたいと思います。

2014年8月20日水曜日

3Dモデリングの可能性(3Dスキャンモデリング)

昨日、自動車開発関連の方と話をする機会がありました。

これから、ラッピングの時代が本格化すると・・・。
街を見ても、社名看板カーはよく見かけるが、フルラッピングした車は中々見れないのに?
本当?というのが私の卒直な質問でした。

でも海外は先行して相当普及しているらしい。

普及していく上での困り事、それがデザイン決めのようだ。

今でも、2次元で側面図、正面図などでプレゼン資料を作成し承認を得ているようだが
車の場合、局面が多い為、見る角度からの投影面積が大きく変わる為、イメージが大きく変わる事から
クレームになる事が多いとか。
そして施行業者からは型紙になるデータが無い事。端部などの納まりが現場合わせの為、品質のバラツキが大きいそうだ。

私が3DCGをしている事を知っているこの方はモデリングコンテンツの仕事をしない?とのリクエスト。
でも、車のモデリング、ましては現車に忠実な寸法精度での作成は大変そうです。

しかし待てよ。ちょっと視点を変えると3Dスキャナーで点座標を取り込み、ポリゴン化しておけば済むはず。
そして、ラッピングデザインもゴリゴンラインにそってUVマテリアル設定すれば簡単?

いろいろ思いは膨らむものです。1からのモデリングならば、1台1日が精一杯だけど、スキャンであれば数十台は可能では。
それも取り込んでしまったものはコンテンツとしていつでも使えるようになる。

これって、車だけではないですよね。後は食っていけるか!心中する気持ちの方がいれば一緒にしませんか。

2014年8月18日月曜日

3DCGに必要なものは・・入口、出口

今、3Dプリンタが持て囃されていますが、今後、「使える道具」になる為には何が必要でしょうか。

プリンタ一筋で営業開拓をしてきた身で感じる事は

①プリンタは只の箱であり、データ(コンテンツ)が無ければ能力は発揮できない。
②コンテンツは押しつけられている間は自己活性化(増殖)しない。

私達もアプリケーション側でネイテイブのプリンタ言語に対応してもらうべくISVサポートなどに大きな力を注いできました。
しかし、ユーザーが本当にしたい事は別にネイテイブサポートなどを決して必要としませんでした。

本当にしたい事それは自分の想いをそのままの形に表現できる道具と結果です。

プリンタを販売しながらもう一つやってきた事はスキャナの市場開拓です。
今でこそ、写真の取り込みなどでスキャナを利用されるかと思いますがスキャナが世に出て来た当時はとても
PCの能力が低くフルカラーなどは無理な時代でしたが、スキャナ自体はフルカラーで取り込める能力がありました。

さて、何に使われ始めたか?それもプロの領域で。

実は、イラストの下絵取り込みという分野でスキャナの市民権を得てきました。取り込み自体はモノラルの線画で十分な世界でした。
これは本当に道具として使われだしたものです。

プロのイラストレータも1からデザインを起こす人は少なく、今でもトレースという作業で作ったパーツから自身の作品を作っていく事が一般的です。
そしてMACの機能アップからphotoshopが使えるようになり当時はplug-inモジュールを使って作業が出来るようになります。

これら道具の普及によりクリエータの方々の仕事の範囲が広がった事によってプリンタのニーズが自然に広がっていったと考えます。

3dプリンタが購入しやすい価格体になってきましたが、はて何を作りますか?

2014年8月17日日曜日

起業アイデアとは・・・・偶然出会うものか、必然的に発生するものでしょうか。

半年以上、無い知恵を絞り、自分のミッションは何かを考えてきましたが出てきません・・・・。
駄目な自分に脱力感一杯です。

起業しようと考えるとあれもこれも、そしてリスクと収入の目途。
すべてネガテイブな部分ばかりを考えて何も進まない自分が嫌で仕方ありません。

仕事とは人の困り事、課題解決からビジネスチャンスがあると言いますが中々、
困り事に出合いません。
もしかしたら、身の回りには一杯起こっていても灯台元暗しで見えてないのかも知れません。
真剣さが足りないのかも。
そして心に隅にはサラリーマンでいる事の甘えがあるのかもしれないです。

とある経営者の方に相談しに行った時も、「肩を張って何かをしようとしてはダメだ」と言われ
四面楚歌状態です。

本当に生きずまった状況まで追い込まれてないからこんな状態を変えれないのでしょうね。

でも、それでも考え尽くします。9月末までには結論を出します。






2014年5月20日火曜日

イノベーション、デザインシンキング

革命的開発という意味で使われる事が多いイノベーション(innovation)。本当の意味を調べると物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)となっている事に気つきます。
それとデザイン(design)こちらも美的な形状を評価する言葉として使われる事が多いのではないでしょうか。こちらも、単に形状を示すのではなく使い勝手の向上を思考するプロセスなども含んだ言葉だと言う事を再確認されます。
どちらも共通する事は現状に対して創意工夫する事が関わっているように思います。
現代のイノベーションとしてWeb技術の普及が挙げられますが、web自体も以前は電話回線などのインフラを利用して考えられてきた通信手段で技術的には広域通信帯の確保などと同時にIPネットワーク技術などに支えられてきたと思いますが突然湧いて出てきた技術ではありません。
古い人ならば、モデム端末を利用したネットワーク環境を利用していた人もいるのではないでしょうか。(その頃は56KBPSなどで今では信じられないような低速回線です)netscapeなどでwebサーフインをした記憶はないでしょうか。
IT技術以前のイノベーションとしてトランジスタの開発から始まりIC,LSI,CPU,ネットワーク構築技術。製品で言えばトランジスタラジオ、ブラウン管テレビ、マイコン(TK85から始まりますよね。)、スマートフォン(小型化技術)それぞれ時代と共に移り変わってきたしかるべき製品ではないでしょうか。
その昔を辿れば、ロウソクから電球。活版印刷からプリンタ。
順番に辿ればそれなりの時間を要して現代に移ってきた技術は沢山見る事ができます。
さて、これから先のイノベーションはどうか。これが一番気になる所です。
例えばスティーブ・ジョブズは生前、「21世紀の最大のイノベーションは、生物学とテクノロジーが交差するところで起こる。新しい時代の始まりだ」と語っていた。これはウエラブルを差すと言われています。その他予言する人は多数います。
どんな方向に進むのか?人ごとではなく、しっかりとビジネスチャンスとして考えていきたいと思います。

2014年4月27日日曜日

ポーター賞?

ポーター賞というものをご存じでしょうか。
私もつい最近知りました。

マーケッター関連分野の方ならば非常に興味ある内容なのでご案内します。

以下HP内の紹介より。
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ポーター賞は、独自性のある戦略によって競争に成功した日本企業や事業部に贈られます。

戦略の本質は他者と違うことをすることです。したがって、製品やプロセス、マネジメント手法におけるイノベーションを起こすことによって独自性のある価値を提供し、その業界におけるユニークな方法で競争することを意図的に選択した企業や事業を評価します。戦略とイノベーションにのみ注目している点が日本にある他の多くの賞との違いです。

概要
日本科学技術連盟がデミング賞を創設して50年が経った2001年に、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)がポーター賞を創設しました。

http://www.porterprize.org/about/index.html

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何が興味あるかと言えば、独自の経営戦略はいろいろと見る機会がありますが、「成功した」と第3者が認めたビジネス戦略である事。そしてその戦略をマーケッターのプロが分析、解説している所です。これは価値があります。

シェアビジネスの今後

「かつて車といえば、所有すること自体にステータスや安心感といったものを価値観とする文化だったと思う。でも最近は、所有することに必ずしもこだわらない人が増えている。高い駐車場代を払ったり、車検や保険料などの維持費を考えると『逆に無駄じゃない?』という発想かと思う。
そう言う私も所有する事に価値観を持っていた。

カーシェアリング。
俗にビッグスリーと呼ばれるカーシェアリングの大手3社(オリックス、タイムズプラス、カレコ)が拠点数や車両数を増やした結果、ユーザーの認知度が高まったということもあるが、所有から共有への動きが一般消費者の間に広まりつつある現象ともとらえられる。「1人で持つ」から「みんなで使う」――。そんな考え方をする人が増えているように思う。
節約志向やエコ意識の高まりなど理由はさまざまだが、持たずに消費する、すなわち「シェア消費」への関心は高まっている。
その流れを巧みにとらえて、近頃では高級ブランドバッグの会員制レンタルサービスなど、新たなシェアビジネスが誕生している。現に欧米でもそうした動きが顕著にある。

ビジネスを展開するに当たっては以下のように分類推察できるかと思う。
(1)製品をシェアするサービス(プロダクト=サービス・システム)
(2)モノのリサイクル・リユース(再分配市場)
(3)ライフスタイルのシェア(コラボ的ライフスタイル)

カーシェアリングや高級ブランド品の会員制レンタルなどは(1)に該当。ユーザーにしてみれば、「品物の代金を全額支払わなくていい」「維持費、修理費、保険料などが節約できる」の2つのメリットが得られる。
次に(2)に当てはまるのは、「ブックオフ」をはじめとした中古品ショップ。ネット上のオークションサイトや、いわゆる「物々交換サイト」もこの中に含まれる。不要になったものや飽きてしまったものを、必要とされていない場所から必要とされるところ(人)に配り直すというかたちのシェアである。
そして(3)については、時間、空間、技術(知識、ノウハウ)といった目に見えにくい資産の共有を促すサービスが該当する。シェアハウスやシェアオフィスなどが代表的だ。

つながりを求めるシェアハウス。
リサイクルショップが活況を呈しているのも、言ってみればすでに日本でシェア型の消費が浸透していることの現れ。
インターネット上にいくつもの物々交換サイトが開設されているのもそうだ。そこでは、ネットで知り合ったユーザー同士がいらなくなったものを交換し合っている。なかでも子育て中のママさんから絶大な支持を集めているのが『こそだてママ・マーケット』。サイズが小さくなった子供服を会員が出品し、獲得したポイントを用いて別の出品者の子供服と交換できるというサイトだ。
「サイズダウンした服を出品し、もう少し大きめの服と交換する」という使い方がなされている。
昨年アメリカで「スレッドアップ」という同様の子供服交換サイトが立ち上がったが、実はママ・マーケットの開設はそれより早い。06年からのスタートで、現在の会員数は約4万人だ。
一方で、シェアハウスも大都市圏を中心に人気が高まっていて、ここからもシェアマインドが芽生えていることが伺える。シェアハウスは、友人同士などが集まってセルフリスクで生活するDIY(Do It Yourself)型と、不動産会社などが間に入っての事業体介在型との2つに大きく分けられる。昨今のシェアハウス人気のけん引役となっているのは明らかに事業体介在型のほうで、個室でプライバシーが守られる一方、リビングや台所は入居者同士で使い、交流を深める場になっている。しかも不動産業者が物件全体の運営・管理をしてくれるため、トラブルが少ない。
国内最大級を誇るシェア住居(事業体介在型)専門の検索サイト「ひつじ不動産」に登録されている物件数は、2005年の時点では100件にも満たなかったが、その3年後には300件を突破。昨年は700件以上となり、今年中に1000件を超えると見込まれている。
シェアハウスに入居するコアなユーザーは、20代後半から30代の単身社会人。昨今のシェアハウス人気の高まりは、実は晩婚化の流れと少なからず関係しているようだ。従来のワンルームマンションでは得られない、「人とのつながり」を求めての入居希望者が多くを占めていると聞く。シェアハウスでは、居住者同士が一緒に料理を作ったり食事をする光景が当たり前にある。同じ居住空間、時間を共有することで得られるコミュニケーションがシェアハウスの魅力なのかも知れない。

シェアで消費が増える?
シェアビジネスの拡大によって「消費するモノの数が減れば、国内の経済は停滞するのではないか」と心配される向きもあるかもしれない。つまり、カーシェアリングやレンタカーの普及に伴い、自動車の販売台数が仮に大幅に減少するような状況が続けば、結果として国内のマーケットは縮小するのではという意見である。
しかし、一概にそうとは言い切れないはずだ。たとえば、自家用車の所有をやめてカーシェアリングやレンタカーを利用するようになったユーザーは、その分浮いたお金を自分の趣味など、別ジャンルの消費に回すことが十分に考えられる。あるいは、共有(共同利用、レンタル)できるものについては共有し、「自分にとって本当に必要なもの」や「共有に適さないもの(旅行や自宅のエアコン等)」については従来よりもお金をかける、といったメリハリのある消費が進む可能性もある。そう考えるとシェアビジネスの台頭は、停滞した消費活動を回復させる、一つのきっかけになるとさえ思えてこないだろうか。

では今後、中小企業が新たなシェアビジネスを仕掛けるにあたって何がポイントになるか。一つ言えることは、インターネットの活用はシェアビジネスを展開するうえでの大きな武器になり得るということだ。そもそも今日、シェアビジネスが盛んになってきたのは、これまで結び付かなかった人々のニーズがインターネットの普及によって簡単につながるようになったからでもある。複数ユーザーの“共感”を集めなくてはシェアビジネスは成り立たない。その媒介役としてインターネットは威力を発揮する。
いずれにせよ、これまでのような“所有欲”を駆り立てる事業のあり方では、もはや現代の消費者を振り向かせられなくなってきている。シェア(共有)という概念を通じて新たな価値観を提供していくことが、今後ますます重要視されてくるだろう。

ビジネスとの融合点を見出す際に重要となってくるのが顧客価値創出のサポーターとしての立ち位置だと思う。
利益優先では顧客メリットは低減する。
プロとしてのナレッジ。顧客のオリジナル性との接点をどう見出すか。
もう一つ言える事はネット社会ではどこからでも知りたい情報は得られるという事。
パワーユーザーがいる。
リアルと仮想社会。リアルナレッジとネットナレッジ。この「仲介」する業者が必要なのかも知れない。

2014年4月9日水曜日

Google glassの可能性

話題に事欠かないGoogle glassですが、実際にどんな実用場面があるか?
本当に実使用に耐える製品なのかまだまだ未知の部分があります。


apple社ではもう少し、具体的な用途(アプリケーション)に落とし込んでから一般市場に市販を開始するのでしょうか。この辺が一般のメーカーとは違う所ですよね。きちんと裾野を馴らしてから市場の需要を掘り起こす。これがビジネスを成功させる鍵ではないかと思っています。




さて、いろいろな活用を各種HPで紹介されていますが、私の一押しを紹介します。
ヨットレース自体も迫力ありますが、このナビゲーションの使い方は現実の世界です。
大型ヨットレース艇ではBigメーターという液晶パネルをマスト付け根に上下3連から4連配置しますが、1パネルで20万程度。結構ペイしてしまう世界かもしれませんね。
皆さん、想像できますか。

照明シュミレーションアプリケーション「DIALux」



インテリアデザインをしているとどうしても照明に凝ってしまします。
3DCGのMODOでも照明の疑似作成はできますが、実際の照明機器をベースに照度分布の
シミュレーションまではできません。(できるかも知れませんが、私はできませんので)
そこは餅は餅屋でやはり専用のアプリが欲しい所です。


世の中お金次第でなんでも出来ますが、まずは勉強したい方にお勧めなのがこれです。
「DIALux」ドイツのDAIAL社のフリーソフトで照明シュミレーションに特化したアプリケーションです。さらに日本語もサポートしています。照明機器はパナソニック、遠藤照明、大光電機などの設計データもサポートしているのでとても役たちます。


中古不動産でリノベーションが流行っていますが、住まいの質を左右するアイテムが照明ではないでしょうか。リノベコンサル営業の方、この機会に勉強してみませんか。



http://www.dial.de/DIAL/en/dialux-international-download.html