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2014年8月18日月曜日

3DCGに必要なものは・・入口、出口

今、3Dプリンタが持て囃されていますが、今後、「使える道具」になる為には何が必要でしょうか。

プリンタ一筋で営業開拓をしてきた身で感じる事は

①プリンタは只の箱であり、データ(コンテンツ)が無ければ能力は発揮できない。
②コンテンツは押しつけられている間は自己活性化(増殖)しない。

私達もアプリケーション側でネイテイブのプリンタ言語に対応してもらうべくISVサポートなどに大きな力を注いできました。
しかし、ユーザーが本当にしたい事は別にネイテイブサポートなどを決して必要としませんでした。

本当にしたい事それは自分の想いをそのままの形に表現できる道具と結果です。

プリンタを販売しながらもう一つやってきた事はスキャナの市場開拓です。
今でこそ、写真の取り込みなどでスキャナを利用されるかと思いますがスキャナが世に出て来た当時はとても
PCの能力が低くフルカラーなどは無理な時代でしたが、スキャナ自体はフルカラーで取り込める能力がありました。

さて、何に使われ始めたか?それもプロの領域で。

実は、イラストの下絵取り込みという分野でスキャナの市民権を得てきました。取り込み自体はモノラルの線画で十分な世界でした。
これは本当に道具として使われだしたものです。

プロのイラストレータも1からデザインを起こす人は少なく、今でもトレースという作業で作ったパーツから自身の作品を作っていく事が一般的です。
そしてMACの機能アップからphotoshopが使えるようになり当時はplug-inモジュールを使って作業が出来るようになります。

これら道具の普及によりクリエータの方々の仕事の範囲が広がった事によってプリンタのニーズが自然に広がっていったと考えます。

3dプリンタが購入しやすい価格体になってきましたが、はて何を作りますか?