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2014年12月10日水曜日

かぐや姫 for ever

先日、テレビで元「かぐや姫」だった南こうせつさんの番組を見る事ができた。

福岡県に生まれ育って、寺の住職の息子さん。
歌が好きで。とても上手く。お布施ならぬこずかいを小学生の事から檀家の方から頂いていたそうだ。
歌もフォークだけでは無いRRもさすがに上手い。
当時の情報は全て東京から発信されていたようで大学は東京へ。

グループ名の由来は環八高円寺近くの竹林の中で練習していたから「かぐや姫」。
そのまんまだけれども、当時はグループサウンズ旺盛な時代、カタカタ名にしても覚えてもらえないだろうとという事でネーミングしたとか。
考えてないようで考えている。

私も小さい頃、よく「かぐや姫」を聞いた。
何か、心に響くものがある。

テレビを見ていて、何でかぐや姫の曲が今でも心に響くかが知りたかった。

当時1970年代は大きな時代の変わり目だったようだ。
当然、今のようにPCもwebも無い。

私は当時10歳程度だったので記憶も少ないが我が家はモノクロテレビだった事だけは覚えている。
そんな時代で、南さんが言っていたのは「がむしゃらに生きているが、どう自分達の夢を叶えるにはどうしていいか解らずがもやもやした時期だった」
と言われていた。

何か、今の時代との共通点を感じた。
今の時代、物は溢れている。internetで情報も限りないくらい溢れている。
今と昔では物資、情報面で全く状況は異なるが、生活の中で充実感と満足が得られているであろうか。それ以上に社会の不安を感じる。
こんなにも便利な世の中なのに。

本当の幸せとは何か、「3畳一間の小さな下宿」。小さい部屋ながら暖かい団欒を感じるのは私だけであろうか。
物はなくても心の温かさがある事を感じる。今の社会にとって一番足りないものが見えるような気がする。

日本人の心のルーツかも知れない。





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