人生、会社員のうちに何度、仕事を辞めようかと思う事があっただろうか。
私の場合、何十回会ったかもしれない。
只、何度も悩んだが、そこに踏みとどまった。
踏み止まる事がいいかどうかは別の問題として、その時は自分の置かれている立場を冷静に立ち返った事が多かった。
家族の事、職場での立場、その時々でそのウエイトは違かったが、踏み止まった理由の一つには何かに寄り添いしがみ付いていなくてはという思いがあったかと思う。
リストラ、倒産などでは自分の自由が奪われる。組合などはあっても実際は会社と個人の一対一の格闘になる。選択肢は限られ自分との戦いとなる事を考えれば、自分から将来設計を考え、自主退社する選択肢は幸せかもしれない。
ただ、殆どの人はその場に踏み止まる選択をする。
生活が大きく変わる事は大きな自己挑戦だ。仕事を変えるという事は大きな一大決心を必要とする事だろう。
そんな会社員人生を送っていたとしても仕事を辞める選択肢を積極的に選ぶ事がある。
仕事の内容には不満を抱いていても何とか対処できる。賃金も不満があっても今までと大きく変わらないので自分の中で整理ができる。
では何故、仕事を辞めようと決心するのであろうか。
私の場合は2つあった。
1つは会社に依存している生活で未来を描けなくなったから。
・自分が会社に残る事で後輩への影響は?職場、会社に対し、自分が存在する事で今後、貢献できるか。
・自分が残された会社員生活で夢を実現できるか。
・自分が新たな自己実現に向けて一歩踏み出したら夢を実現できる見込みどのくらいあるか。
これらの事は突如思う事ではなく、数年掛けて自問自答する事のように思う。
それがある日ある一定の境値を超え出すと確信に変わる。
2つ目は職場の人間関係
これが決定打だと思う。
50を過ぎると部下だった者が上司になる事も多い。
そしてそれはある日突然に起こる。
今まで普段のように仕事をしていても、自分の見えない所で何かが進んでいる。
普段なら、相談、説明があってその内容を理解して取り組むようにする旧部下であっても、課題が大きくなる程、本人には知らせず部長なり、役員と本人不在で人の人事を企てる。
結果だけ知らされ、NOと言えない状況を作り出しておいて本人からは言えない者はその者の上司を利用して説明させる。陰でコソコソと何かを企てる姑息な人間に自分の見方が突如変わってしまい人間関係は破壊する。
人が大きく人生を踏み越える時は大きなエネルギーが必要となる。
自分のやりがい、やりたい事も大きなエネルギーかも知れない。
しかし、人間の本能を呼び起こす本当の力は潜在的に自分を抑えていた気持ちを呼び起こた時に爆発的に発生する。
それが人と人との不和だと思う。
大切なコト程、お互いの意思疎通が大切だと思う。
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