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2016年1月18日月曜日

ビジネスは「不」の解決でしょうか

ビジネスモデルから対価と言う金銭を受け取ろうとした時、何を考えなくてはいけないだろうか。自分の夢を実現する為に他人には理解されなくても自分の描く夢、モノを作っていくことも決して間違っていないと思う。万人には理解されなくても100人、1000人に一人は共感して自分のサービス、製品に対して対価を払ってくれる人がいるはずだ。
しかし、どんなに自分だけの世界を追い求めてもお金を支払ってくれるのは他人だと言う事を忘れてはならない。そして自分だけの世界を追って行こうが社会に情報を提供しない事には人との接点は発生せず、ビジネスは成立しない。

他人という点からは人は何に購入動機を見出すであろうか。
「欲」と言う言葉があるが、衣食住、社会的安定欲、生理的要求など、人が生きて行く為に必要な事がまずはあろう。これらは無くてはならない事なので誰でもがビジネスに直結する事は判るだろう。
さて、これらのビジネスの顧客価値観はどのようなものかを考えてみたい。
本当に貧困で困っている方でなければ毎日発生する欲望の対処方法なので得られる満足は+の価値のみだと思う。

一方、同じ衣食住であっても例えば食の場合には
本当に数日間何も食べられなくて本当に困っている状態であればどうだろう。
同じ食事であってもその感動は空腹での苦痛からの負の状態から満腹感によるプラスの状態への変化なので通常の倍以上の喜び感動が見出せる事は察する事ができるであろう。
同じものでも得られる対価は倍。これらは一言で言えば「不」の状態からの解放による喜びではないかと思う。
不満、不安定、不条理、「不」と言う状態は様々な場面にあり得る。
通常何も困った事がない人ほど、ちょっとした事でこの「不」の芽が出始める。

ビジネスは顧客の要求度合いが高い程、購買意欲が高くなり、高い対価を支払っても自分のものにしたい願望が強くなるものだ。砂漠で水を売る話があるが、他に求められる方法がなければどんなに高くても対価を払ってしまう。

「不」と言う課題解決がビジネスを成功させる鍵かもしれない。

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