先日「住まい探しの本当の課題」で住まい探しに本当に必要な事は何かを考えている中で思った事です。
昔から私は3DCGに興味があり自己流であるが勉強をしてきました。
もともとはMODOというイギリスのFoundry社のCGから始めました。CGプロダクションの世界ではAutodesk社のMAYA,3DSmaxが主流であるが、MODOは後発メーカーであるが常に進化してリアルフォト分野では高速なレンダリング処理と直感的な操作性に特筆する設計思想に魅力があります。もう一つは価格。MAYAは元々、100万/1ライセンスのアプリであり、何度か価格改定があったが今でも50万前後のライセンス料となっています。個人では簡単には買えない敷居が高いアプリ。MODOはと言うといろいろなライセンス契約があるが15万前後。キャンペーンなど使えば10万前後で購入できます。価格から見れば使えるのか?という思いもあるかも知れませんが、Foundry社の関連製品であるMARI,NUKEなどはハリウッドの映画業界では業界標準の編集アプリです。私自身もMAYAを使用した事はあり、使い勝手は異なるけど結果として個人レベルで出来る事に大きな差はないように思います。あえて言うなれば、ジオラマなどの大規模な構築はMAYAが有利な点ではないでしょうか。(プロの業界では各社の仕様によってカスタマイズできる事が大きな点としてMAYAが使われているそうですが・・)
さて、今までCG制作をして思った事はどれも写真と見間違えるレベル(フォトリアル)までの制作物はできますが、やはり成果を得る為にはスキルと制作時間に大きな壁を感じます。
静止画ならともかく、動画制作などしようとしたら敷居は一気に高まってしまう。
これはスキルの問題も大きいけど制作環境というコスト課題に直面します。
もう一つ思う事は静止画の制作であれば、そこまでの手間とコストを掛けて本当に必要性があるのかどうかという点。何故、3DのCGを作るのに静止画とするのか?
単なる絵であれば、イラストレータやphotoshopのレタッチで作っても十分ではないだろうかと言う事をずーと思っていました。
あえて3DCGで作るメリットは全方位から思い通りのシミュレーションが出来る事ではないでしょうか。このスキルと手間の現実問題と3DCGに対する思いのバランスが私にとっての大きな課題でありました。
そんな中で先日、UNREAL Engine4のバージョンアップの事を知りました。
昔からUE4の事は知っていたけど有料ライセンスだった事、UNITYのゲーム感覚が強かった事もありさほど興味はありませんでした。しかし、状況は変わったので利用させてもらう事。使ってみて卒直に思う事は「これは使える」。特にローポリで物理エンジンを使えるメリットは多大です。上記課題であったスキルの問題、制作環境もアプリ側で吸収してくれるのでハードルは確実に低くなると感じます。もう一つ私にとっての大きなメリットはVRへの対応が充実している事。これからの不動産はVRでシミュレーションする事が必須となってくるかと考えます。(所謂、リモート内見)UE4は大きな未来に近ずける感じがします。
先般の住まい探しの課題に話を戻るが、私の思いは個人が建築設計士が書いた設計図面をどのくらい読む事ができるか?から始まっています。これは買い手側の不利益だけでなく設計及び工事業者側でのリスクでもあります。不動産関連ビジネスがクレーム産業と言われている所以はこのコミュニケーションギャップが大きい。
私の思いは仮想CGで誰にでも「見て」わかる住まい。(それも物理エンジンベースのシミュレーションで。(何を言いたいか、物理エンジンのメリットは次回書きます。))
そしてCGはあくまでCGだったのが今まで。
私の思いは設計士の思いを仮想CGでしっかりと見てもらい、法律面から建築設計と不動産取引、ファイナンスをセカンドオピニオンとしてバックアップ事。
そんな思いにUE4は強力な武器になる予感を感じます。
そして一番大切な事は世の中にありそうで無いのでまずは私がやってみます。
レベルでの制作では自己満足ニーズが満足してもらえるのかという疑問。
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