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2015年1月11日日曜日

自分のルーツを知る事

1月3日父が他界した。ここに書くような内容ではないかも知れないが心の整理の為、記録の為、にも書く事にした。

正月と言う事もあり火葬場の手配の関係から葬儀が10日となってしまった。
家族にとって、父の遺体と向き合う7日間は本当に長いものであった。

毎日、亡き父の顔を見ては涙が出、普段のふるまいをしようと必死に明るい素振りをしようとしても何かのきっかけで涙ぐむ自分が嫌で嫌で仕方なかった。

葬儀の会葬依頼をする為に、親類関係の名簿を確認した。改まって見る機会も今まで正直無かった。時間があるといろんな事を始めるものだと思う。

親の親類関係なので、普段行き来頂く方と疎遠な方とで極端に分かれてしまう。
我が家の場合、本家筋とは父が短気な性格な事もあり、過去にいろいろ事件があった事が判った。そんな事もあり、父方、本家とは疎遠になってしまったようだ。
喪に服するとはそんなものかも知れない。
自分にとっては何も知らない事は素直な自分の姿であり、ありのままでいいと思うが、父に恥をかかす事はできない事が苦痛である。

親類関係の繋がりを知る事も大事な事であるが、もっと大切な事は家族のルーツを知る、振り返る事だと数日して気付いた。親類あっての自分達かも知れないが、本当に大切な事は家族の絆と生き様、共通の価値観だと思う。

父という事を中心にいろいろな思いが湧き上がる。
小さな時の想いで、楽しかった事、辛かった事、感謝する事。様々である。
そして家族は良きも悪くも常に一緒であった。
日々生活する上で喜び、感謝、憎しみ、時折々様々な気持ちを持ってきた。

しかし、その時は知らなかったその裏にある場面、背景の気持ちを今知る事になる。
厳しい言葉を言われた事もあるが、実は心配してくれた気持ちからの思いであった事も知る事になる。

今、感謝の気持ちを伝えたくても返事をしてもらえない親父を目の前に、目に涙が満ちてくる。
今なら素直になれる自分がいる事に気付く・・・・本当にありがとう。


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