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2015年5月17日日曜日

UNREAL Engine 4 不動産に特化した3DCG

先日「住まい探しの本当の課題」で住まい探しに本当に必要な事は何かを考えている中で思った事です。
昔から私は3DCGに興味があり自己流であるが勉強をしてきました。
もともとはMODOというイギリスのFoundry社のCGから始めました。CGプロダクションの世界ではAutodesk社のMAYA,3DSmaxが主流であるが、MODOは後発メーカーであるが常に進化してリアルフォト分野では高速なレンダリング処理と直感的な操作性に特筆する設計思想に魅力があります。もう一つは価格。MAYAは元々、100万/1ライセンスのアプリであり、何度か価格改定があったが今でも50万前後のライセンス料となっています。個人では簡単には買えない敷居が高いアプリ。MODOはと言うといろいろなライセンス契約があるが15万前後。キャンペーンなど使えば10万前後で購入できます。価格から見れば使えるのか?という思いもあるかも知れませんが、Foundry社の関連製品であるMARI,NUKEなどはハリウッドの映画業界では業界標準の編集アプリです。私自身もMAYAを使用した事はあり、使い勝手は異なるけど結果として個人レベルで出来る事に大きな差はないように思います。あえて言うなれば、ジオラマなどの大規模な構築はMAYAが有利な点ではないでしょうか。(プロの業界では各社の仕様によってカスタマイズできる事が大きな点としてMAYAが使われているそうですが・・)
さて、今までCG制作をして思った事はどれも写真と見間違えるレベル(フォトリアル)までの制作物はできますが、やはり成果を得る為にはスキルと制作時間に大きな壁を感じます。
静止画ならともかく、動画制作などしようとしたら敷居は一気に高まってしまう。
これはスキルの問題も大きいけど制作環境というコスト課題に直面します。
もう一つ思う事は静止画の制作であれば、そこまでの手間とコストを掛けて本当に必要性があるのかどうかという点。何故、3DのCGを作るのに静止画とするのか?
単なる絵であれば、イラストレータやphotoshopのレタッチで作っても十分ではないだろうかと言う事をずーと思っていました。
あえて3DCGで作るメリットは全方位から思い通りのシミュレーションが出来る事ではないでしょうか。このスキルと手間の現実問題と3DCGに対する思いのバランスが私にとっての大きな課題でありました。

そんな中で先日、UNREAL Engine4のバージョンアップの事を知りました。
昔からUE4の事は知っていたけど有料ライセンスだった事、UNITYのゲーム感覚が強かった事もありさほど興味はありませんでした。しかし、状況は変わったので利用させてもらう事。使ってみて卒直に思う事は「これは使える」。特にローポリで物理エンジンを使えるメリットは多大です。上記課題であったスキルの問題、制作環境もアプリ側で吸収してくれるのでハードルは確実に低くなると感じます。もう一つ私にとっての大きなメリットはVRへの対応が充実している事。これからの不動産はVRでシミュレーションする事が必須となってくるかと考えます。(所謂、リモート内見)UE4は大きな未来に近ずける感じがします。

先般の住まい探しの課題に話を戻るが、私の思いは個人が建築設計士が書いた設計図面をどのくらい読む事ができるか?から始まっています。これは買い手側の不利益だけでなく設計及び工事業者側でのリスクでもあります。不動産関連ビジネスがクレーム産業と言われている所以はこのコミュニケーションギャップが大きい。

私の思いは仮想CGで誰にでも「見て」わかる住まい。(それも物理エンジンベースのシミュレーションで。(何を言いたいか、物理エンジンのメリットは次回書きます。))
そしてCGはあくまでCGだったのが今まで。
私の思いは設計士の思いを仮想CGでしっかりと見てもらい、法律面から建築設計と不動産取引、ファイナンスをセカンドオピニオンとしてバックアップ事。
そんな思いにUE4は強力な武器になる予感を感じます。

そして一番大切な事は世の中にありそうで無いのでまずは私がやってみます。



レベルでの制作では自己満足ニーズが満足してもらえるのかという疑問。

2015年5月15日金曜日

住まい探しの本当の課題

住まい探しの課題、本質を考えると何が見えてくるのか。

表面的には
新築一戸建てであれば、土地、設計士、工務店探し

マンションはもっと簡単で物件のチラシ、現地ショールーム探し

中古マンション、中古一戸建は物件探し

表面的には簡単に片ずいてしまうけど、それぞれ不動産屋、建築士事務所、工務店に頼んでも決っして自分の思いにそった家なんかできっこない。何故なら、自分と業者は他人だから。ではどうしたら良いのか。私の考えはとことん自分の考えを見える形にする事。

自分ではできなければ業者にしてもらう。例え、費用が発生したとしても妥協して欲しくはない。しかし、何を頼めば良いのか自体判らない人も多くいるかと思います。

例えば・・
貴方は、建築士の書いてきた設計図面を見て自分の家がしっかりと想像できますか?
私は自身がありません。私は図面は読めますが、読める人でもそれが現実の住まいになるという保証は何もないからです。
それは設計士、工務店はあえて仕上げを明確にしません。何故ならば、コスト面、仕上げ精度の面であまり具体的にしたくないから。何でもそうですが、「仕様」というものがあります。これはここの部位にこの材質を使いますという決まりです。しかし、一番コストがかかるのは材質では無く、手間代。良い仕上げをする為には下地作りが大きく左右する。
壁の仕上げも単に壁紙を貼るのでは無く、下地の陸調整が平滑度を大きく左右します。
塗り壁だったらもっと精度を要求します。
業者自体も施主に対して建築の事を知らないだろうからと言った見方もあるでしょう。
でも、一生に一度の大きな買い物なのですから後悔しないようにやる事はやっておいた方が良いです。ちなみに電球の色温度をどうするかだけで家の雰囲気は全く変わってしまいます。

家探しで本当の課題ですが、設計事務所のメンバーとの仕事を通じて思う事は以下の点です。

1.本当に大事にしたい事は何かがブレてしまっている。
 予算面もあるかもしれないけど、それと「ありたい姿」は別です。

2.変な妥協がある
 設計図面を説明しても判らないのであれば納得いくまで説明しますが、理解できない事が先にあるので「お任せします」が先に出てします。


3.手段が目的になっている。
土地の契約、設計委託契約、売買契約など複雑な手続きはありますが、これは全て手段でしかありません。目的を達成する為には自分の思いをぶつける事が大事です。
業者も余計な仕事は増やしたくはないというずるい面もありますが、しっかりと思いを伝える事です。プロの仕事士はきちんと思いを会釈します。

私の勝手な思いですが、今の社会において不動産を購入しようとする方にとって一番足りない事は以下のように思っています。

1)自己資産(住んでいる土地、住まい)の資産価値を確実に把握できる仕組みがない。

2)専門家に依頼しても専門家自身が分かっているだけで依頼者自身がしっかりと把握できる形にデザインしてくれる仕組みがない。

3)ファイナンス、建築、不動産、ビジュアライゼーションをワンストップで相談できる個人向けの業者がいない。(セカンドオピニオンになってくれる業者は尚更いない)

これが課題の本質ではないでしょうか。そんな業者がいれば依頼しますか?


2015年5月12日火曜日

不動産 情報の非対称性を克服する

不動産を買う事は人生に何度あるであろうか。
不動産業は特に情報の非対称性で商売が成り立っていると言われる。
物件の情報は宅建業法において重要説明義務を課せられているが、実際買い手が把握できる情報は通り一辺倒の内容しかなく、一方的に説明されるだけである。
本当にこれらの重要事項の説明が理解できている方がどの位いるのか。
不動産業者は判らない事をいい事に、判らない事を知りながら何度も説明する。
これは親切な業者と印象つけるためであろう。

一方、新築の注文住宅も本当に施主の思いを実現できる設計者はいるのであろうか。
これは設計者が悪いだけではなく、施主の予算が注文住宅の予算に合わない事もある。
昔ながらの一流の工務店は坪百万からでないと建売とたいして変わらない材質しか選べないと言う。田舎にいくと平家で大屋根の大きな玄関の住まいには概ね、立派な框の材が待ち構えているものである。玄関材を見るだけでも家のグレードが見て取れる。
私は家の格は門からのエントランス、ファサードの出来と屋根構えで家の品格が決まると思っている。贅沢な造りとは無駄がある空間(ゆとり)の演出なのかもしれない。

さて話は逸れたが、今住んでいる住まいの価値、これから購入しようとしている住まいの価値を正確に把握できる方がどの位いるであろうか?
不動産業者に査定してもらえば正確に把握できるであろうか。答えはノーである。

実は不動産業者は建物(建築)の事を判る人は少ない。(建築設計事務所兼不動産業者ならば判る)ではどのように査定するのか。
不動産の価格査定方法は正確には3つある。取引事例比較法(いわゆる相場感というやつだ)、収益還元法、原価法。どれを使っても良い。

勘違いして欲しくない事は自分の家、購入予定の家と同じ条件など、どこにも無いという事だ。そして一番怖い事は例えば、自己不動産を売却する時であれば他社よりも一番高い値段を平気で言ってくる事。売却しようとする人は一番高く売ってくれると勝手に思い込んでしまうからだ。しかし、決して高くは売れない。相場があるから。

この時に重要になるのが売り手が相場を把握出来ているかどうか。
これが情報の非対称性である。
知らない人は損をする。だから商売が成り立つ。

どこの不動産業車のホームページも査定無料と書かれているが情報を予め開示している業車などどこにも無い。一般の方は翻弄するはずだ。
ネット社会の今でさえそんな事で悩んでいる人が多々いる。
もう一つの観点では空き家問題がある。これらももっと情報開示ができれば新たな活路が見つかるはずだ。

そんな思いがあり実は総務省統計局のOPENデータと言う信頼できる情報を元に不動産のビックデータ解析を有志の方と解決に向けて取り組んでいる。
http://geeo.otani.co

まだ第一歩ではあるが情報のopen化に向けていろいろとツールを整備している途中であるので興味のある人はご連絡頂きたい。

mi.hasedon@gmail.com

スバルレボーグ、マツダアクセラ 日本の車作り

この10年程、欲しい車が見つからなかった。
そんなこんなで、約9年間今の車を乗り続けてしまった。
とか言っても本当は子供の教育費など経済的に苦しかったというのが本音であるけど。

私は結構慎重派で大きな買い物をする時はとことん調べなくては決断できない性格。
そんな自分が嫌になる時もあるが。しかし、今までの車は下取り価格であまり損をした事はなかったと思っている。

そんな私であるが、先日、車を衝動買いしてしまった。

車に求める価値観は10人十色であろう。私は高額商品としての資産性(質感、車としての車格)と「車」としてのポテンシャルの高さを基準に選んでいる。

若い頃は走りという側面で2シータの日産Z32に乗っていた。結婚してからは家族でキャンプがしたかったのでパジェロロング。2人の子供が幼稚園に行くようになってからは妻の送迎のしやすさでODDEYSEY。そのライフワークに合わせて車の趣向、目的が変わってきたように思う。

一時、プリウス始めハイブリッドが盛んな時期があった。(今もトレンドか?)
燃費、環境性など言われているが、失礼ながら私は何も関心を持てない。何故なら、中途半端だから・・・。日産リーフ、ステラのように電気なら電気自動車に徹すればいいのに。購入されたユーザーならば良くご存知かと思うがプリウスは高速道路走行の際、決っして燃費は良く無い。何故ならば高速時はエンジン走行するから。それも非力なエンジンなので何とも味っけない。市街地は確かにバッテリー兼用走行なので燃費は確かに良いかもしれない。しかし、走行距離が少ないのでメリットを何処くらい得られるであろうか。
それとこの手の車は故障したら何も手が出せない。車検も街の自動車工場ではエンジン自体には手が出せない。全てメーカーのブラックボックス(ECUを始め)化されているのがユーザーフレンドリーでは無い所だ。

私が本当に興味があったのはクリーンデイーゼル車。ベンツのBLUETEC、BMWクーパー、マツダなどが出している。それらの車はトルクの太さからの操縦感、軽油の経済性。車を操縦する楽しさを与えてくれる。昔のデイーゼルとは別物だ。


しかし今回、選んだのは「レボーグ1.6GT」。今まで17台程車を乗り換えてきたがスバル車は初めてである。あえて言うと今までスバルの水平対向エンジンに興味はあったものの、プアな内装から購買に至る事はなかったように思う。
しかし、レボーグには改めて「走る喜び」と「車の作り」のバランスの良さを感じた。
走りと車の作りは表裏一体であり、インテリアを切り離して言えばラリーの世界と欧州の競合他車とで鍛え上げられて来たもの作りの良さを感じる。

車に求める事は何?
日本の環境では必要とされる場面は少ないのかもしれないけど極限の環境での品質の高さかも知れない。ラリー競技はそんな世界だと思う。
トヨタは良く全てが80%の出来と言われるが、この年になると全てが80%よりも何かが120%を求めたくなる。そんな夢を与える1台かもしれない。

マツダのアクセラデーゼルも良い車だ。結構悩んだが決断できなかった。
多分些細な事だと思うが、車作りへの「拘り」、「思い」の伝わり方、過去の活動のバックボーンだったのかも知れない。頑張れ、マツダ!頑張れスバル!。全てのユーザーに好かれなくてもいいじゃないか。トンがったメーカーになろう。私は応援する。

良いものは良いと言える人生。それが幸せだ。

2015年4月22日水曜日

グレードダウンビジネス。あえて終わらせないビジネス

ビジネスの流れはより良いクオリテイの製品、サービスを提供すると言うのが本流かと思っている。しかし、長年あえてサービスの品質を落として満足を得るビジネスに携わってきた。
印刷業では本刷の前に必ずクライアントに校正確認をする。
確認事項はレイアウト、写真、文字、色など、多岐に渡る。
特に色に関しては色校正と呼ばれコーポレートカラーのチェック、濁り、彩度、網点からのモアレなど多くの項目がある。
さて、印刷業界ではこのチェックの為に、何億もする印刷機を使用してチェック用サンプルを制作はしません。何故なら、高速機の印刷機であれば、一秒に60枚も新聞サイズ(毎葉といいます。)が刷れる機材を使う事は大きな損失だから。ではどうするかと言うと、大判のインクジェットプリンタで出力する。当然、家庭用のプリンタではないけど、特別なプリンタでも無い。1台50-60万位のプリンタである。しかし、ただ単に市販プリンタで印刷と同等な出力ができるわけでは無い。
カラーマネジメント、網点シュミレーション、CMYKの4版に分解するセパレーションなどの処理ができるソフトウエアを経由させ出力する。
さて、課題は印刷機の印刷品質とインクジェットプリンタの印刷品質の差による出力見本の出来であるが、当然、数億する印刷機の方が品質は高いと思うであろう。
実はインクジェットプリンタの方が画質は明らかに上で逆にどうやって印刷物の品質までクオリテイのグレードダウンをするかが課題となる。
そんな商売を20年程、やってきた。

さて、私は今、3DCGの仕事がしたくて起業した。
今までは、Photo品質を目指したく制作してきたが、ひょんなきっかけで品質をおとした方が良い事に気づいた。

建築設計との仕事で基本プランに参画した際、クライアントに夢を創造させる為には何も色、表面処理をしない方が顧客の発想、期待が高まる事を知った。建築はクレーム産業とも言われている。これは顧客の思いと設計を含めた業者の思いのGAPから出来上がったものに対して不満が出てしまうためであろう。それではなどうしたら良いのか。顧客に図面を理解してもらう事は当然必要であろう。しかし、その前にクライアントに自分の住まい作りに参画してもらう気持ちを持ってもらう事が一番大事かと思う。
大体が、納期優先(資金繰、生産性からも)でクライアントの思いまで本当に拾い上げる為の工数を掛けてないのが現実である。
今回、3日という短納期だったので何も、テキスチャーを付けないでプレゼンする事になったCGがクライアントに気にいられた。
単に制作会社として請け負えば、制作途中みたいな感じで納品、検収をあげてもらえないような段階だと思うが、私の立場は建築設計事務所のメンバーと一緒に動いているのでそれがどうにでもなる。独立系のCG事務所には出来ないビジネススタイルかも知れない。
顧客が考える前に一方的に色を付けてしまうとクライアントはさすがプロだなと頷くであろうが、お任せムードとなり一体感は薄らぐ。これが、真っ白な建物から一緒になって顧客の思いの色付けをしていくと不思議なものでクライアントも一緒になって参加してもらえる事を知った。これも顧客の視線に合わせたグレードダウンビジネスなのかもしれない。
時間の掛かる仕事の仕方であるが下請けには出来ない濃い仕事のスタイルが私は好きだ。

2015年4月11日土曜日

ドローンの技術

ドローンの市場は益々拡大している。
何故、普及しだしたのか。

一つは高機能化ではないかと思う。GPSによる自動飛行航跡設定など。
昔からホビーの世界でラジコンヘリコプターがあったが、何が違うのだろうか。

それは、各構成要素の部品ではないかと思う。
それぞれ見よう
1)飛行状況のセンシング
   3軸角速度センサー
   3軸加速度センサー
   地磁気センサー
   GPS

2)飛行の制御
  128MHZ動作のオンボードCPU制御
  センサーからデータ処理をして4つのモーターの出力制御

3)駆動
  850RPM/Vのブラシレスモーターが4基
  2枚羽根のプロペラが4個(正回転と逆回転の構成)
4)電力供給
  11.1Vで3500mAのリチウムポリマー2次電池
5)目的地設定
  パソコン用アプリ
   アンドロイド用アプリ

羅列しただけでは判らないかもしれないが、これはスマホの技術をフイードバックしたから出来た技術なのだ。
スマホの技術進歩がドローンの技術革新につながり、これほど高機能化したドローンとなった訳である。もともとドローンは軍事用途で開発された。多くの開発費用を投入し開発されたものの、民生の技術進歩により広く使われる用途に拡大してきた。

これからドローンの進歩を予想するには他の技術革新にも目をくばらなくてはならないであろう。


2015年4月5日日曜日

米軍AAR(Action After Review)から組織運営を学ぶ

日本の企業での組織運営のマネージメントスタイルは各社各様かと思う。
良い意味で企業の成り立ち(文化)を反映した組織運営をされているのではないかと思う。しかし、その根底には個人の素質に依存した運営の仕方が大半ではないかと思う。
大切なのは同じ言葉(言語、手法)でお互いの思いを共有する事ではないかと思う。しかし運営自体が個人の素質に依存していると組織編成が行われる度に運営方法が変わる度に困惑を生じ、生産性の低下を招く事になろう。僅かな時間であれば一時的な事だが、組織の不和により管理職自体が外される事も多く見てきた中では上司、部下共に不幸になる事も危惧する。
私自体、如何に生産性を上げながら、部下、上司共に活性化した組織運営ができるかを長い間苦悩してきた。
一つ、非常に参考になった事があったのでここにご紹介したい。
米軍が実施しているAAR(Action After Review)というのをご存知だろうか。

軍隊という緊迫した事態にも対応しなくてはならない時に部隊の意識の統制と確実な職務の遂行をする為に考えられた米軍がスタンダードとしているコニュニケーションスタイルだ。どんな緊迫した時でも部隊の役割を遂行する為に考えられた手法である。その為に非常にシンプルな考えに基ずいている。

やる事は部隊全員で意見交換を実施する事。ファシリテーションというコミュニケーション手法があるが、それに具体的なアクションプランを加えたものと考えて頂きたい。

やる事は以下の事を参加者全員で言葉を交わして確認しあう
①我々がやろうとしたのは何か?
②実際には何が起きたのか?
③なぜそうなったのか?
④次回我々がやろうとするのは何か?
ポイントは、この目的は「学びと改善」であり、任務に成功したか失敗したかは問わないし、あくまでも訓練であって評価ではない、という点。

日本の場合、事実を確認するのではなく、その起こった事に対して個人攻撃するような風潮を感じる。そうすると、その人は非難を恐れて言葉を発しなくなってしまう。
成果よりもその人の考え方、態度を探るやり方ではないかと思う。ある時は成果主義でありある時は協調性。そんな都合の良いオペレーションでは裏表がある部下の考え方を助長してしまうように思う。
今の時代、社会全般でリスク回避が最重要事項である事は仕方ない事と思う。しかし、何か新しい事をすれば何か失敗もあるものだ。何もしない人を評価し、チャレンジして失敗した人の責任を問いただすようであれば組織のやる気をなくすだけだ。
本当に大事な事は本気になれる部下を育てる事。部下のチャレンジは何にも変えられない宝として評価する事ではないかと思う。その為には今起こっている事実を素直に言える風土が大切ではないかと思う。