商売は幅広すぎるので事業とはで辞書を引くと
「生産・営利などの一定の目的を持って継続的に、組織・会社・商店などを経営する仕事」と書かれています。
利益を上げ継続的に行う仕事のようだ。
それともう一つ書かれていた。
「大きく社会に貢献するような仕事。」
社会貢献と利益追求、何か相反する内容に思えてならない。
どちらかと言うと私は、人が必要とされるサービス、物品を提供する事によって結果として対価を頂ける事が商売の原点ではないかと考えています。
只、本当に人々が必要なサービスと、その事による対価で事業が継続していけるのかが大きなポイントではないかと思っています。
極端な例ではNPO。今は利益を上げる事も許されているらしいが、本来は無償ボランテイア活動が主体です。これはどうやって活動自体を継続していく原資を調達しているのか私にも良く分かりません。
対価を得ているサービスも資産性、生産性のある物品もあれば、ゲームのように余暇の時間を潰す事に提供するサービスもあります。
昔の時代は見える形の物に対する価値概念があったけど、今の時代はwebや音楽など視覚から得られる情報(権利対価)にお金を払ってくれる時代に変わってきたように思います。
自分が提供するサービスが本当に人々の為になるのか、常に自分に対して自己問答しています。しかし、自分が納得しても相手の価値観は判らない。これが一番の課題です。
社会に貢献できて大きな利益を頂けるようなビジネスが成り立つのであればブラック企業など存在しないでしょう。そんな綺麗事で成り立っている会社があれば知りたいです。
大企業は下請けや、既得権で安定した収益を上げる構造が出来ているからこそ、大企業としての安定基盤がある。ベンチャー企業は新しいイノベーションを提供する為に日々開発をしている大企業はローリスク、ハイリターン。ベンチャーはハイリスク、ローリターンorハイリターンの選択肢のようです。大企業のリスクをあえて挙げるとすると法令遵守と内部秩序の維持かも。いかにルールに従い、多数の従業員に秩序ある仕事を継続させるか。大企業ならではの悩みがあります。
大切な事は如何に顧客から必要とされる付加価値を提供できるかという事かもしれませんが、それを見つけ出す事が商売の鍵なのかもしれません。
最後に松下幸之助さんのお言葉ですがこれが基本なのでしょう。
勝てば官軍という商売はあかんよ
商売するとき、結果を出せばいい、結果だけが商売や、と考えたらあかん。その仕方やな、それも大事や、ということやね。なにをやってもいい、勝てば官軍、という商売は、あかんよ。結局は、失敗するで。
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