IBMは数年前からPC事業を売却したり一歩先を見た事業展開をしており、凡人から見れば理解に苦しむ所ではありますが、やはり世界の巨人たる組織はその先を見ているのでしょうか。
事業体という現実の改革はそうは言っても理解できる事ですが、やはり偉大な企業である所以は更にその先を見た研究投資に表れているものかと思います。
実は昨年から気になってWatchしていた事があります。
2012年に発表された5年先のイノベーション。
以下記事概要抜粋。
今後5年間で人々の生活を一変させる5つのイノベーションを発表
2012年12月18日
技術の飛躍的進歩により、コンピューターが独自の方法で見たり、匂いを感じたり、触れたり、味わったり、聞いたりするようになるコグニティブ・システムの時代へ
技術の飛躍的進歩により、コンピューターが独自の方法で見たり、匂いを感じたり、触れたり、味わったり、聞いたりするようになるコグニティブ・システムの時代へ
[米国ニューヨーク州アーモンク2012年12月17日(現地時間)発]
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、今後5年間で人々の働き方、生活、関わり方を変える可能性を持った一連のイノベーションを発表しました。今年で7回目となるIBM 5 in 5は次の通りです。
- 触覚:電話を通じて触れることができる
- 視覚:1ピクセルが一千語に値する
- 聴覚:重要なことをコンピューターが聞く
- 味覚:デジタル味蕾でスマートに食べる
- 嗅覚:コンピューターが嗅覚を持つ
IBM 5 in 5は、これらの変化を可能にする市場や社会動向、そして世界中のIBMの研究所の新たな技術をもとにしています。
http://www-06.ibm.com/jp/press/2012/12/1801.html
これらの事に既に着手している事。そして2年が経過しており、何がどのように形となって今後、表れてくるかが気になる事です。
そして、現実的な視線ではNTTデータ研究所も以下のような研究を案内されています。
これからの豊かさを実現する魔法の素 ~「真の」ARの具体像~
2013年現在でも、「魔法の眼鏡」の疑似体験が可能である。例えば、所定の画像にスマートフォンのカメラをかざすと、画面を通じて現実にヴァーチャルアイドルやモンスターが現れるアプリケーション・サービスがあげられる。視覚に訴えるARはインパクトが大きいため、広告やゲームに用いられる場面がここ数年増加している。他にも、視覚的な情報が文字や音声による案内よりも理解し易いナビゲーションシステムに活用されている※1といったように、「視覚のAR」は世間的にもかなり認知されつつある。
既にARは技術確立されており、GOOGLEゴーグルに始まり、各情報機器メーカーも将来性に向けて市場投入が活発化しつつあります。
さて、そんな状況ですが、ふと我に返って周囲を見回した場合、高齢化社会が進む中で、身体能力が衰え、視力、張力が不自由になっている方も多く見受けます。企業戦士が一つのマーケットだという事は判りますが、現実社会に対する可能性を考えてみたらどうかと思います。
例えば、視力障害の方の場合、仮想化の逆で、現実に見えているものを識別認識し、音声で案内するような事も可能性はあるのではないでしょうか。
2030年、いろいろな意味で夢は広がりますが、現実には高齢化社会との調和が必要な事は必至かと思います。PCが操作できない年配者も多くいらっしゃりますのでその点の配慮が今後必要ではないかと感じました。
既にARは技術確立されており、GOOGLEゴーグルに始まり、各情報機器メーカーも将来性に向けて市場投入が活発化しつつあります。
さて、そんな状況ですが、ふと我に返って周囲を見回した場合、高齢化社会が進む中で、身体能力が衰え、視力、張力が不自由になっている方も多く見受けます。企業戦士が一つのマーケットだという事は判りますが、現実社会に対する可能性を考えてみたらどうかと思います。
例えば、視力障害の方の場合、仮想化の逆で、現実に見えているものを識別認識し、音声で案内するような事も可能性はあるのではないでしょうか。
2030年、いろいろな意味で夢は広がりますが、現実には高齢化社会との調和が必要な事は必至かと思います。PCが操作できない年配者も多くいらっしゃりますのでその点の配慮が今後必要ではないかと感じました。