ページ

2016年2月26日金曜日

起業を志ざそう。

昨年会社を退職してから丸1年経ちます。会社を辞めた事には何ら後悔してませんが、起業というのは孤独との戦いだという事を痛感してます。
丁度去年の今頃、建築等のCGを通じてビジュアライゼーションの仕事を目指して起業しました。しかし、この始まりは自分が困り、必要だと始めた事であったけど、世の中の人には関心が薄いという事もやっと判ってきました。
自分が思っている事と多くの方が思っている事の違いがしっかりと理解できた事が1年目の成果です。それと同時に今の段階で方向転換する必要性に気が付かせてもらった事も幸せな事と思っております。一見するともう諦めるのかという見方もありますが、初心を諦める事とは少し違っていて、違う形でアプローチしたいと思っているだけです。大きな火傷をする前に自分自信を静観できる事が幸せな事かなと思えます。

1年という時間を掛けて得た事。それはその時は真剣に考えた事でも今思えば、ジャストアイデイアの一つだったという事が冷静に見える事ではないでしょうか。もっと奥にある本当にしたい本質の事が解かったように思います。
内容は自分自信、恥ずかしいのでここでは割愛します。

1年間、いろんな事がありました。苦い思いも。助けてもらった有り難みも。
自分で全て抱え込んで何も進まなかった事も。
今から思えば考え方の転換が何故できなかったんだろうと思う事ばかりです。

多分、同じような事で悩んでいる人が大勢いるように思います。
やりたい事がしっかりと描けているのに一歩踏み出せない人。既に一歩踏み出して独立している方も、孤独との戦いで悩んでいる人も大勢いるでしょう。

今思うと事業は何をするかではなく、どうするかのような気がします。
会社設立時には事業内容を定めた定款というものが必要になりますが、別に業種に縛られなくてもいいでしょう。本当にしたい事がしっかり見えた時に定款を変えればいい事だし。遠回りしてもいいじゃないですか、大きな夢を描きましょうよ。

私、まだまだ1年めの新人ですが、時間と共に多くのご縁がやってきます。
4畳半程度の事務所から始まり、これもご縁なのですが、今年、大きな事務所フロアを借りる事になりました。何かを始めるには何かを失う事を恐れては始まらないので決断をしました。
自分はCGを始める時、日本語のマニュアルも無く知人も無かったので全てネットで情報を集めた辛い思いがあります。
autodeskなどの大手が出しているMAYA、3DSmaxなどはマニュアル本や、専門学校などもありますが、サラリーマンには高くて手が出ません。自分の手で何かを作りたいと思っている人は大勢いいると思います。CGでは車でもアニメでも殆どの事が仮想現実化できます。しかし、殆どの方は最初の情報の無さに諦めてしまうのではと思います。このネット世界の現代で変な話ですが、これがリアルな世界です。
そんな思いをしてきたのでこの事務所フロアをもの作り(デジタル工房)の場にしたいと思っています。Fablab化は最終的な思いですが、機材を揃えるまでいろんな方々と協業したいと思います。

素敵な活用アイデアをお持ちの方がおりましたら、ご教授ください。
場所はさいたま市浦和駅から徒歩6分程度の場所です。



2016年2月19日金曜日

ピンチをチャンスに。身を守る為にはあえて修羅場をくぐろう。

ピンチとチャンス。
多くの場合、背中合わせでひっそりとやってくる。
ピンチの時にはそのピンチをどう切り抜けるかを考えているので、その裏に潜むチャンスを気付きにくい。ピンチの事象を切り抜けようと必死になるが、それはモグラ叩きのようにその場面、場面をクリアする事しかできない。いつでも、問題の根っこがあり、その根っこを解決しなければ本当の課題解決にはならない。真の課題解決ができた時、そこには新たな価値観を持った付加価値が生まれる事も多い。

チャンスも同じで宝くじのようにローリスク、ハイリターンのような棚ぼたなど奇跡に近い事だろう。多くの場合、極限まで努力した後に、それに賛同した方、成果から新たなチャンスが導きだされるものと思う。

この紙一重を手にできる人はどんな人なのか?
私は、普通の人ならば諦める場面でも諦めずもう一歩先に進んでいく方だと思う。
忍耐と熱意。当然、その事をしていく事を容認してくれる環境、家族、資産も必要だろう。そんな選ばれた人がチャンスを掴むのではないかと思う。

人は最悪な環境を生き抜けば行くほど強くなっていく。
その為には自分を信じる事、相反するが、他人の意見に傾聴しプラス部分をしっかりと吸収できる柔軟性が必要だろう。これは生まれ持った人もいるかもしれないが、努力によって伸びるスキルでもある。だから人生はいつどうなるのか判らない。それがロボットやITと違う面白さだ。

2016年2月5日金曜日

自己実現の欲求と不動産業の新たな模索

「モノつくり」「Design thinking」本屋に行くと多くのビジネス解説書を見ます。
FabLABはそのモノ作りを支援する環境を提供する所です。一時、多く開設されましたが、今はひと段落しているように思います。

この2点に想う事は場所とノウハウの提供でしょうか。
車や、家、資産という形のあるものを手に入れる物欲の時代から現在は音楽やプログラムという形の無いものをきちんと対価を払って手に入れる時代に変わってきました。

モノ作りは自分の手で何かを作りたいと想う気持ちの自己実現の要求かと思います。
解説書、FABLABはその自己実現をアシストするものでしょう。
しかし、現実はそれらサービスツール以前にそれを始めてみたいという動機付けと一歩踏み込む勇気がいるように思います。

私の場合、何でも一度やってみるという気持ちが強く、とリあえずやってから自分に合うかどうかを見極めてますが、コスト、勇気と忍耐がいるものです。
特に、新しいアプリケーションを購入した時に一番悩む事は解説本が無い事です。CG海外アプリの場合、本当に日本語のマニュアルがなく、マニュアルが無い状態で手探りで憶える事が多いものです。殆どがオンラインマニュアルで紙ベース(PDFでも良いのですが)も無いので結構辛いものです。

新しい事をする際に本当に頼りになるのは仲間ですね。困っている事は大体同じです。
その前後関係はあるものの、解決した悩みを知る事は本当に時間を有効に使えます。
私の場合はネットで多くの時間を掛けて検索する苦労をしてきました。本当に今思えば無駄な時間を使ってしまったなと思います。

話は飛んでしまいましたが、自己実現の要求を満たす事が人間として大きな価値観を満たす事に繋がるように思います。そして他人の自己実現を手助けする事にそれをサポートする人間にも多くの喜びを提供します。マズローの第6の要求ですね。

では何が必要でしょうか。マニュアルやFABLABに足りない事は。
私は最初に一歩を導いてくれる支援かと思います。
ノウハウのスクールと言いましょうか。2,3回のスクールで良いと思います。
その一歩でつまずく人が本当に多いからです。
digital-tutorなどのオンラインチュートリアルなど多くのニーズがあろうかと思いますが、効率面を無視してでも対面で最初に一歩をサポートしたいです。

今の日本は空家が大きな問題になっています。
場所は探せばあるはずです。では誰が最初の一歩を始めるか。
私は不動産屋が地域活性化の為にも立ち上がるべきだと思います。
不動産屋が借り上げて自社でスクールを始めても良いでしょう。
講師はクリエイター、プログラマーの方々。自分達の力を発信したい人は大勢います。

誰もやらなければ自分が始めます。無ければ仕組みを作ります。
そんな不動産業を始めてみたいと思います。